COLUMN家づくりコラム
“片づけ美人”になれるGOODな収納を聞いてみた!~年末の大掃除編~
お正月は人も集まるとあって、年末の大掃除はいつもてんやわんや。そんなピースなじかん編集長・るみティが、整理収納のプロ・平澤めぐみ先生に片づけのコツや収納スペースの活用を聞きました。
「整理」=「捨てる」ではない
るみティ:片づけはどのように進めていけばいいのですか?
平澤さん:収納グッズを購入する前に、まずは整理することから始めましょう。捨てることが整理と思っている人もいますが、整理とは「捨てる」のではなく、「区別すること」なんです。使用頻度の目安は1年として、「使うもの」「使わないもの」に分けます。捨てるのが苦手な人は、3年を目安にしましょう。ただ、使わないものに分類しても、捨てづらかったら無理に捨てることはありません。「迷うボックス」としてひとまず置いておくと、捨てるものとの区別になるのでいいですよ。
平澤さん:棚の上に分類した軽いものを置く場合は、不織布の収納ボックスがおすすめ。軽くて丈夫なので取り出しやすく、使い勝手がいいですよ。取っ手がついているものなら高いところでも下ろしやすいですよ。
るみティ:なるほど~。「使う」「使わない」を区別することで物に対する要不要が明確になりますね。生活の見直しにもなる♬
収納はライフスタイルで見直す
るみティ:年末年始は人が集まる時期だから、すっきりした家にしたいんです
平澤さん:るみティはすっきりした家にしたいという目的がありますね。収納は使いやすさや見た目重視など、はっきりとした目的を明確に据えることが大切です。また、年末の総決算として、食品などの備蓄品の使用期限チェックもしてみましょう。これだけでもかなりすっきりしますよ。
るみティ:そもそも物が多いから、片づけてもなんだかすっきりしないんですよね……。来客があるときは、いつもあたふたしちゃうんです
平澤さん:ごちゃごちゃとした空間に感じるのは、いろんな色が混沌として見えてしまいます。そんなときは、物の面を見せる収納を。最小限の色で統一すると視覚的にすっきり見えますよ。また、掃除道具は階段下のデッドスペースを活用するのもいいですね。
平澤さん:無理に捨ててしまうと物が捨てづらくなるリバウンド現象の原因に。片づけの苦手意識が出てしまうので注意が必要です。
プロ目線の収納スペースは有効活用を
平澤さん:それから、整理収納のプロ目線で収納スペースが設計されている家もありますよね。使う人の生活動線を考えた収納が随所に備わっている点は魅力です。
るみティ:かゆいところに手が届く収納が備えられているって、すごくうれしいですね♪ 使い勝手が良く、すっきりした収納があるなら、いつ来客があっても心強いです(笑)
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年末の大掃除は、年に1度の家に対する感謝の機会。もっとも、整理の基本は日ごろの片づけが大切です。日ごろの片づけの秘訣は、次回の「日ごろの整理収納」編をチェック!
さぁ、部屋を片づけて、身も心もすっきりとした気持ちで新年を迎えましょう♪
【教えてくれた人】
整理収納アドバイザー 平澤めぐみさん
2012年に整理収納レッスン「Lotus」を立ち上げる。整理収納の相談訪問やセミナーの実績は1000件以上におよぶ。
「整理が苦手なら、まずは片づけの成功体験を」
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撮影協力/株式会社アキュラホーム埼玉・彩ハウス(株式会社いのうえ工務店)・大野建設株式会社・株式会社ステーツ埼玉支店 ※五十音順
取材・文・編集/山口瑠美子(ピースなじかん編集部/ファジー・アド・オフィス)
写真/織田桂子
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