時が人を結ぶまち川越
川越市は、埼玉県の中央部よりやや南部、武蔵野台地の東北端に位置し、109.13平方キロメートルの面積と35万人を超える人口を有する都市です。
遠く古代より交通の要衝、入間地域の政治の中心として発展してきた川越は、平安時代には桓武平氏の流れをくむ武蔵武士の河越氏が館を構え勢力を伸ばしました。室町時代になると、扇谷上杉氏の下、太田道真・道灌父子が現在の初雁公園周辺に河越城を築き、川越の中心がここに移ります。その後、小田原北条氏の支配の確立にともなう家臣団の城下への集住が進み、初期の城下町が形成されました。江戸時代には、江戸の北の守りとともに舟運を利用した物資の集積地として、川越地域は重要視されました。
大正11年には埼玉県内で初めて市制を施行し、昭和30年には隣接する9村を合併し現在の市域となりました。そして平成15年に埼玉県内で初めて中核市に移行しました。
川越市は、都心から30キロメートルの首都圏に位置するベッドタウンでありながら、商品作物などを生産する近郊農業、交通の利便性を生かした流通業、伝統に培われた商工業、豊かな歴史と文化を資源とする観光など、充実した都市機能を有しています。現在も、埼玉県南西部地域の中心都市として発展を続けています。
埼玉県南西部地域の中心都市
江戸時代、城下町として栄えた川越は、新河岸川の舟運を利用したヒトやモノの輸送によって江戸と強いつながりを持ちました。さまざまな江戸文化を取り入れながら、経済・文化の両面で豊かさを享受していき、明治時代に入ってからも、かつての繁栄を背景に発展を続け、川越鉄道(現在の西武新宿線)や東上鉄道(現在の東武東上線)が開通すると、舟から鉄道へと輸送の比重が変わり、東京との結びつきはより一層強くなりました。
複合拠点施設「ウェスタ川越」
川越駅西口にある「ウェスタ川越」は「多彩なふれあいによる地域活力の創造拠点」をコンセプトに、川越市・埼玉県・民間事業者が整備する複合拠点施設です。
ウェスタ川越には、市の施設として、コンサートや演劇など多様な演目に対応できる「大ホール」(約1,700席)や、市民活動の場や生涯学習の機会を提供する「市民活動・生涯学習施設」、男女共同参画活動の拠点となる「男女共同参画推進施設」などのほか、南公民館、子育て支援センター、市民相談室などがあります。
もっと子育てが楽しいまちに
「すくすく かわごえ」は安心して子育てができる環境をつくり、すべての子育て世帯を支援するための施設です。
子育ての不安や孤立感を和らげ、子育ての楽しさや喜びを実感してもらえるよう、様々な事業を展開しています。
また、「すくすく かわごえ」では、子育て世代だけでなく、高齢者やそのご家族の方から、医療や介護等に関するさまざまな相談を受け付けており、幅広い世代の方にご利用いただける施設となっています。
川越市マスコットキャラクターときも
時の鐘(とき)とサツマイモ(いも)から生まれた川越市マスコットキャラクター「ときも」(とき+いも)。
体は「紅赤」(べにあか)という品種と同じ紅赤色。
まあるい顔は、ほくほくの焼き芋を思わせる、明るく健康的な黄色です。
頭の上の黒い帽子のようなものは、川越のシンボル「時の鐘」の分身です。