COLUMN家づくりコラム
家づくりをはじめる前に、まず考えること
これから家づくりをお考えの方に質問です。
まず何からはじめてよいかわかりますか?
- 雑誌を買う。
- インターネットで調べる。
- 内見会や展示場に行ってみる。
このいずれかからはじめることが多いのではと思います。
しかしどれからはじめても、スムーズに話が進まないのが多いのです。
その原因は、ご自身がどんな暮らしをしたいのかをよくわからずに、工務店やハウスメーカーを選ぶためのものさしが無いからです。ものさしが無ければ良いも悪いも測れません。
例えば内見会に行ってみたとしましょう。
奥 様:私は1件目が、なんとなくLDKの雰囲気が良かったわ!
旦那様:僕は2件目の営業マンの雰囲気が良かった。
奥 様:3件目は、うーんどんな家だっけ?
旦那様:あれ?営業マンの雰囲気が良かったのが2件目で、3件目はよく覚えてないんだ?
このようになんとなくの印象で、曖昧な記憶が蓄積していくことが多くなってしまいます。
雑誌、インターネット、内見会よりも、まず家族でどんな暮らしがしたいか話し合ってみましょう。
その際、有限なお金と時間をどう配分するかイメージするのがポイントです。
例えば、
- 通勤時間が長くなるけど、少し離れた安い土地で高性能な住まいをつくりたい。
- 利便性の高い都市部に住みたいので、土地にお金をかけて住まいはコンパクトでリーズナブルなものにする。
- 毎年家族で海外旅行に行きたいから、住まいはとにかくリーズナブルに抑えたい。
どれもお金と時間をどう分配するか、バランスが異なるのがおわかりでしょうか。
配分の考え方として、
- 通勤時間は長くなって、毎日の消費時間が増えます。しかし、土地代が安くなり、その余力を住まいの性能アップに投資できて、快適な暮らしができます。
- 利便性の高いため土地代は高くなるますが、住まいは費用を抑えてお金のバランスを調整します。
- 日々の暮らしは質素倹約にして、とにかく海外旅行にお金を投資する考え方です。
このように家族でどんな暮らし方で、どんな人生を歩んでいくかと価値観を合わせることで、自分たちに合うのはどんな住まいをはじめて判断できます。
この共有した価値観があれば、雑誌やインターネット、内見会でその工務店やハウスメーカーが自分たちに合うのか判断できるようになり、スムーズに住まいづくりを進めることができます。
住まいづくりをこれから考えるご家族、また既に考えているけど迷っているご家族は、暮らし方について話し合ってみましょう。
きっとそこに悩みの答えがあります。