COLUMN家づくりコラム

家づくりをはじめる前に、まず考えること

イエタッタ編集部
2022.10.01

これから家づくりをお考えの方に質問です。

まず何からはじめてよいかわかりますか?

  • 雑誌を買う。
  • インターネットで調べる。
  • 内見会や展示場に行ってみる。

このいずれかからはじめることが多いのではと思います。

しかしどれからはじめても、スムーズに話が進まないのが多いのです。

 

その原因は、ご自身がどんな暮らしをしたいのかをよくわからずに、工務店やハウスメーカーを選ぶためのものさしが無いからです。ものさしが無ければ良いも悪いも測れません。

例えば内見会に行ってみたとしましょう。

 

奥 様:私は1件目が、なんとなくLDKの雰囲気が良かったわ!

旦那様:僕は2件目の営業マンの雰囲気が良かった。

奥 様:3件目は、うーんどんな家だっけ?

旦那様:あれ?営業マンの雰囲気が良かったのが2件目で、3件目はよく覚えてないんだ?

 

このようになんとなくの印象で、曖昧な記憶が蓄積していくことが多くなってしまいます。

雑誌、インターネット、内見会よりも、まず家族でどんな暮らしがしたいか話し合ってみましょう。

その際、有限なお金と時間をどう配分するかイメージするのがポイントです。

 

例えば、

  1. 通勤時間が長くなるけど、少し離れた安い土地で高性能な住まいをつくりたい。
  2. 利便性の高い都市部に住みたいので、土地にお金をかけて住まいはコンパクトでリーズナブルなものにする。
  3. 毎年家族で海外旅行に行きたいから、住まいはとにかくリーズナブルに抑えたい。

どれもお金と時間をどう分配するか、バランスが異なるのがおわかりでしょうか。

 

配分の考え方として、

  1. 通勤時間は長くなって、毎日の消費時間が増えます。しかし、土地代が安くなり、その余力を住まいの性能アップに投資できて、快適な暮らしができます。
  2. 利便性の高いため土地代は高くなるますが、住まいは費用を抑えてお金のバランスを調整します。
  3. 日々の暮らしは質素倹約にして、とにかく海外旅行にお金を投資する考え方です。

 

このように家族でどんな暮らし方で、どんな人生を歩んでいくかと価値観を合わせることで、自分たちに合うのはどんな住まいをはじめて判断できます。

この共有した価値観があれば、雑誌やインターネット、内見会でその工務店やハウスメーカーが自分たちに合うのか判断できるようになり、スムーズに住まいづくりを進めることができます。

 

住まいづくりをこれから考えるご家族、また既に考えているけど迷っているご家族は、暮らし方について話し合ってみましょう。

きっとそこに悩みの答えがあります。