COLUMN家づくりコラム

土地ありで家を建てる費用の目安は?費用の内訳、費用を抑える方法も分かりやすく解説

イエタッタ編集部
2023.12.08

土地ありで家を建てる費用の目安は?

 

家を建てることを検討する際、家づくりにかかる費用の目安が気になる人は多いでしょう。この記事では、すでに土地を所有している(土地あり)場合と、土地付きで購入する(土地なし)場合の平均費用、費用の内訳などについて解説します。土地ありで家を建てることを検討している人は、参考にしてください。

 

- INDEX -

  1. 土地あり・土地なしで家を建てる費用の目安
  2. 土地ありで家を建てる際にかかる費用の内訳
  3. 【費用別】建てられる家の特徴・イメージ
  4. 土地ありで家を建てる際に費用を抑える方法
  5. 土地ありで家を建てるときの住宅ローン利用の注意点
  6. 土地ありで埼玉に家を建てることを検討する人におすすめ
  7. まとめ

 

土地あり・土地なしで家を建てる費用の目安

家を建てる際には、費用の目安を把握することが大切です。ここでは、土地ありと土地なしで家を建てる際の平均費用について解説します。

 

土地ありで家を建てる際の平均費用

住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査」では、土地ありで家を建てる際の2022年度の平均費用(建築費)は、以下のように示されています。以下の数値は、「注文住宅融資利用者の主要指標」に記載の建築費より算出しています。

 

全国平均

3,715万円

首都圏

4,016万円

近畿圏

3,991万円

東海圏

3,788万円

その他地域

3,502万円

 

参考:2022年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

 

土地なしで家を建てる際の平均費用

住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査」によると、土地なしで家を建てる際の平均費用は、以下のように記載されています。以下の数値は、「土地付注文住宅融資利用者の主要指標」の建設費と土地取得費を足した金額です。

 

全国平均

4,694万円

首都圏

5,406万円

近畿圏

4,894万円

東海圏

4,694万円

その他地域

4,151万円

 

参考:2022年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

 

土地ありで家を建てる際にかかる費用の内訳

土地ありで家を建てる場合、本体工事費と別途工事費、諸経費が必要です。以下では、それぞれの詳細について解説します。

 

1.本体工事費

土地ありで家を建てる際に、まず必要なのが本体工事費です。本体工事費は、家本体を造るための費用を意味します。具体的には、基礎・土台・内装・外装・屋根・設備などを造るためにかかる費用のことです。本体工事費は、建築費の約75%を占める費用で、「坪単価」と呼ばれることもあります。

 

2.別途工事費

土地ありで家を建てる場合、別途工事費も必要です。別途工事費とは、外構・配線・排水などの家の設備に関する工事費のことで、建築費の約20%を占めます。具体的には、既存建物の解体費や地盤改良の工事費、外構工事費などが対象となります。住宅メーカーによっては、本体工事費に含まれる場合もあります。

 

3.諸経費

土地ありで家を建てる際には、諸経費もかかります。諸経費は、家を建てる以外に発生する費用や租税公課にかかる費用で、建築費の約5%を占めます。具体的には、住宅ローンの手数料や火災保険料、登記手続きの費用、不動産取得税、司法書士の報酬などが該当します。

 

【費用別】建てられる家の特徴・イメージ

家を建てる前に、どのくらい自分の希望が通るのか、イメージする必要があります。ここでは、費用別の建てられる家の特徴やイメージについて解説します。

 

1,000万円台で建てられる家

1,000万円台で実現できる家の特徴やイメージは以下の通りです。

 

・形状やデザインがシンプル

・水回りはできる限り少なくする

・設備や内装材のグレードを抑える

 

すでに土地を所有している場合、延べ床面積があまり広くなければ、設備や内装材に多少こだわれるでしょう。

 

2,000万円台で建てられる家

2,000万円台で建てられる家の特徴やイメージは、以下の通りです。

 

・1,000万円台よりも耐熱性・気密性が上がる

・内装に部分的によい素材を使用する

・部分的なグレードアップをする

 

すでに土地を所有している場合は、設備やこだわりをある程度実現できるでしょう。

  

3,000万円台で建てられる家

3,000万円台で実現できる家の特徴やイメージは、以下の通りです。

 

・間取りを希望に合わせられる

・水回りの配置にこだわれる

・内装材や設備の一部をこだわれる

 

土地がすでにある場合は、延べ床面積によっても変わりますが、こだわりを実現した家を完成させられるでしょう。

  

4,000万円台で建てられる家

4,000万円台で実現できる家の特徴やイメージは、以下の通りです。

 

・間取りやデザインの希望を叶えられる

・中庭を作ったり、コの字型にしたり、好みの形状の家を建てられる

・内装材や設備にこだわれる

 

土地をすでに所有している場合、ハイグレードな家や完全分離型の二世帯住宅にすることも可能です。

 

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土地ありで家を建てる際に費用を抑える方法

家を建てる際には、なるべく費用を抑えたいと考える人は多いでしょう。ここでは、土地ありで家を建てる際に費用を抑える方法について解説します。

 

家の形状をシンプルにする

土地ありで家を建てる際に費用を抑えるには、家本体の形や屋根の形などをできる限りシンプルにすることが大切です。建物が複雑な形状である場合、外壁の面積が増えて、その分費用がかかるためです。床面積を最大限に広くとれるキューブ型がおすすめです。

 

床面積・部屋数を最低限にする

床面積や部屋数を最低限にするのも、費用を抑えるポイントです。部屋数を必要最低限にした間取りにすることで、壁の材料や扉などにかかる費用を削減できます。たとえば、新築では子ども部屋を1つにして、2人目が生まれた段階で、間仕切りを入れるようにするようにしましょう。また、床面積も必要以上に広くしないことで、材料費を減らすことも可能です。

 

内装材・設備にこだわらない

土地ありで家を建てる際に費用を抑えるには、内装材・設備にこだわらないことも大切です。内装材は、標準レベル以下にし、設備は、デザイン重視でないモデルや型落ちモデルを選びましょう。業者に見積もりをとる際に、内装材・設備のグレードはどの程度か、費用を抑える方法はないか確認することをおすすめします。

 

土地ありで家を建てるときの住宅ローン利用の注意点

家を建てる際には、住宅ローンを利用する人が多くいます。ここでは、土地ありで家を建てるときの住宅ローン利用の注意点について解説します。

 

頭金を準備しておく

住宅ローンを利用する際には、頭金を準備しておくようにしましょう。頭金を準備すると、住宅ローンの審査に通りやすくなるためです。ローンの返済期間を短くできたり、月々の返済額を減らしたりすることも可能です。ただし、貯蓄全額を頭金にするのは、もしもの時の備えがなくなるため、おすすめしません。必要経費を確保し、残った費用を頭金に回しましょう。

 

つなぎ融資の利用を検討する

住宅ローンは、完成した家を担保にお金を融資するのが一般的です。そのため、家が完成するまでに支払う費用は、立て替えておく必要があります。手持ちの費用で立て替えが難しい場合、つなぎ融資を利用する選択肢があります。つなぎ融資とは、住宅ローンの融資金を受け取る前に必要な費用を立て替えるために、受けられる融資のことです。

 

ローン審査は初めに済ませる

住宅ローンを利用する際には、ローン審査は初めに済ませるようにしましょう。住宅ローンは審査があるので、必ずしも希望額を融資してもらえるとは限らないためです。審査に通らなかったら、家を建てる計画ごとやり直しになってしまうので、早めに審査は済ませておきましょう。

 

土地ありで埼玉に家を建てることを検討する人におすすめ

埼玉に家を建てることを検討する人には、イエタッタ埼玉の利用をおすすめします。イエタッタ埼玉は、埼玉県での家づくりをサポートしている注文住宅情報サイトです。埼玉県の施工事例、工務店、ハウスメーカーなどを紹介しているので、ぜひご活用ください。

 

まとめ

土地ありで家を建てる場合、土地なしで家を建てる場合と比較して、費用を抑えられるのが特徴です。また、家の形状をシンプルにしたり、床面積や部屋数を少なくしたりするなどの方法も費用を抑えるポイントです。

 

イエタッタ埼玉は、埼玉県の注文住宅を紹介する情報サイトです。SNSでも情報発信しております。また、住宅の見学先をマップで確認しながら、見学先のご予約も可能です。埼玉に家を建てることを検討している人は、ぜひご利用ください。

 

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2023年12月8日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。