COLUMN家づくりコラム

家を建てるのに適したタイミングは?平均やライフイベント・注意点も解説

イエタッタ編集部
2023.12.25

 

家を建てたいという思いはあるけれど、どのタイミングで決断すればよいのか、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。この記事では、家を建てるタイミングの平均や、適したタイミングについて解説しています。家を建てることへの興味はあるものの、いつにすればよいか悩んでいる人は参考にしてください。

 

- INDEX -

  1. 家を建てるのに適したタイミングは人それぞれ
  2. 家を建てる平均のタイミングは?
  3. 家を建てるライフイベントごとのタイミングは?
  4. 子どもを出産する前後に家を建てるメリット
  5. 子どもを出産する前に家を建てる際の注意点
  6. 子どもを出産した後に家を建てる際の注意点
  7. 家を建てるタイミングに関する疑問
  8. まとめ

家を建てるのに適したタイミングは人それぞれ

 

結論からいえば、家を建てるべきタイミングは人それぞれです。年齢・収入・家族構成などによって異なるため、すべての人に当てはまる最適なタイミングはありません。なぜ家を建てたいのかを考え、タイミングを計りましょう。ただし、一般的に適しているとされるタイミングはあるため、平均やライフイベントごとのタイミングを解説します。

 

家を建てる平均のタイミングは?

 

家を建てる平均的なタイミングについて、年齢や所得、居住人数という3つの点から解説します。

 

平均年齢

 

マイホームを購入するタイミングの平均年齢は、購入する住宅の種類で違いがあります。初めて住宅を購入した世帯の、世帯主の平均年齢は注文住宅が39.5歳、分譲戸建住宅が37.5歳です。年代別では、30代がもっとも大きな割合を占めます。

 

収入が増えて余裕ができるためか、30~40代前半に家を建てる人が多いようです。なお、すでに住宅の購入経験があり、買い替える二次取得は50~60代が多い傾向があります。

 

※参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書|国土交通省 住宅局

 

平均所得

 

初めて住宅を購入した世帯の平均所得は、以下のとおりです。

 

注文住宅(全国平均) 731万円
注文住宅(三大都市圏) 784万円
分譲戸建住宅 722万円

 

注文住宅を購入した世帯主の平均所得は、400~600万円が26.3%、400万円未満が9%です。約3分の1は600万円未満であり、収入が平均所得よりも低い場合でも購入を検討できます。ただし、年収に対する住宅ローンの返済負担率は25%までが適正といわれるため、住宅ローンを借りる前に計算して想定しておきましょう。

 

※参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書|国土交通省 住宅局

 

平均居住人数

 

マイホームを購入する時点での平均居住人数は、注文住宅で3.2人、分譲戸建住宅で3.5人です。もっとも多い居住人数は、注文住宅で3人、分譲戸建住宅で4人です。一般的には、夫婦と子どもが1~2人の世帯が多いといえます。

 

※参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書|国土交通省 住宅局

 

家を建てるライフイベントごとのタイミングは?

 

家を建てるのに適したライフイベントは主に5つあります。ここでは、5つのタイミングを解説します。

 

結婚や出産したタイミング

 

家を建てるタイミングで多いのは、結婚や出産した際です。結婚時は、今後パートナーと暮らす場所を決める必要があり、よいタイミングとされます。出産時は、今後大きくなる子どもについて、子育てに適した環境や教育環境を考えるよいタイミングとなるでしょう。

 

資産として家を手に入れ、賃貸物件の家賃と同等の住宅ローンを返済すると経済的、という考え方もあります。ただし、転勤のある企業に勤めている場合は、あらかじめ転勤となった際のことも検討しておきましょう。

 

子どもが入園・入学するタイミング

 

子どもが幼稚園や保育園に入園したり、小学校に入学したりする際も、家を建てるのに適したタイミングといえるでしょう。入園・入学の前に引っ越しまで終えておくと、転園や転校の負担をなくせます。

 

なかでも共働き世帯では、幼稚園・保育園の入園のような、比較的早いタイミングで検討するケースが多いようです。ただし、想定より遅れる可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

 

子どもが独立したタイミング

 

子どもが成長し独立するタイミングも、家を建てるきっかけとなります。子どもが独立して部屋が余ったり、加齢によって移動のしにくさが気になったりするためです。老後のことを考え、移動しやすい平屋やバリアフリーの検討がおすすめです。ある程度年齢を重ねたタイミングとなるため、余裕を持った資金計画が求められます。

 

返済計画への見込みが立ったタイミング

 

家を建てる際に住宅ローンを借りる場合は、返済計画を考えることが欠かせません。住宅ローンは一般的に30~35年での支払いのため、期間内に完済できる見込みが立ったタイミングも1つのきっかけとなります。

 

あらかじめ返済計画を立てておくことで、身の丈に合わないローンを組んだり、生活苦に陥ったりするリスクを軽減できるでしょう。頭金を貯めておくと、毎月の返済の負担を減らせます。

 

定年退職までに完済できるタイミング

 

住宅ローンを借りる場合は、定年退職を迎えるまでに完済できるタイミングで建てると安心です。定年退職後は一般的に収入が大きく減少するため、返済しなければならない場合は年金や貯蓄から支払う必要があり、生活を苦しくする恐れがあります。定年退職の年齢を意識して住宅ローンを組むようにしましょう。

 

子どもを出産する前後に家を建てるメリット

 

子どもを出産する前後に家を建てる人は多いようです。それぞれのタイミングのメリットを解説します。

 

授かる前・出産前に家を建てるメリット

 

夫婦2人のため荷物が少なく、引っ越しの手間や費用を抑えられます。妊娠中や出産後は育児で忙しく身動きを取りにくくなるため、その前は適したタイミングの1つです。出産後を新居で迎えられるため、子育てに集中できます。授かる前であれば慌てる必要がなく、家についてじっくりと考えられるでしょう。

 

出産した後に家を建てるメリット

 

子育てについて具体的なイメージをしながら、住宅についてのプランを立てられます。子どもの人数や性別を想定して、間取りを決められるでしょう。将来を見越した間取りにすることで、将来のライフスタイルの変化に対応しやすくなります。

 

子どもを出産する前に家を建てる際の注意点

 

出産後の家計と子育て環境の観点から、子どもを出産する前に家を建てる際の注意点を解説します。

 

出産後の家計を想定する

 

子どもを出産する前に家を建てる際は、あらかじめ出産後の家計について考えておくことが大切です。育児にお金がかかるうえ、共働き世帯であれば一時的に収入が減少します。住宅ローンを利用する場合は、余裕のある返済プランにしましょう。家計に限らず、生活や働き方なども夫婦で話し合って想定しておくと安心です。

 

子育てしやすい環境・立地を選ぶ

 

1度家を建てると住まいの変更が容易でなくなるため、子育てしやすい環境を考えておきましょう。住宅を建てる地域の幼稚園や保育園、小学校などの事情を調べたり、病院や公園などの環境を調べたりしておきましょう。自治体によって、子どもの医療費や出産祝い金など子育て世帯への支援も異なります。

 

子どもを出産した後に家を建てる際の注意点

 

子どもを出産した後に、家を建てる人も多くいるようです。2つの注意点を解説します。

 

引っ越しのタイミングを考える

 

出産後は心身ともに負担が大きく、引っ越しは容易ではありません。体調が戻るまでには時間がかかるため、出産から6か月ほどは引っ越しを避けた方が安心です。やむを得ない状況で出産後早期に引っ越しする場合は、両親や親族のように子どもを一時的に預けられる環境を確保しておきましょう。

 

幼稚園・保育園の空き状況を調べる

 

共働き世帯で建てた家への引っ越し後早期に職場復帰を考えており、保育園もしくは幼稚園への入園を考えている場合は、家を建てるエリアの状況を調べておきましょう。エリアによって、状況が大きく異なります。

 

自治体の窓口では、空き状況や入園しやすい時期などを教えてもらえます。家を建てる前から、引っ越しや入園のタイミングまでを想定したうえで、スケジュールを立てましょう。

 

家を建てるタイミングに関する疑問

 

家を建てるタイミングは早めがよいのか、また逃した場合はどうすべきなのか、それぞれ解説します。

 

家を建てるタイミングは早めがよい?

 

家を建てるタイミングは早いほどよいといわれることが多くあります。住宅ローンを完済できる年齢を考慮してのものです。

 

一般的な住宅ローンは30~35年で、近年では40年のものも増えているため、年齢を重ねてから住宅ローンを組むと、退職後を含めて返済しなければならない恐れがあります。住宅ローンの返済に関わらず老後の生活資金は必要なため、安定的な資産形成が欠かせません。

 

家を建てるタイミングを逃した場合は?

 

資金不足や収入が不安定、出産を迎えたなど、家を建てるタイミングを逃してしまった場合は、家を購入する必要性を改めて考えましょう。考えたうえで強く希望する際は、頭金を貯めたり収入を安定させたりなどの準備を進めましょう。計画的な貯蓄を心がけることで、いざ家を建てる際の選択肢が増えることに繋がります。

 

まとめ

 

家を建てるべきタイミングは人それぞれで、全員に当てはまる最適なタイミングはありません。ただし、一般的に結婚や出産した際や、子どもが幼稚園や保育園に入園したり小学校に入学したりする際などが、適したタイミングとされます。それぞれのタイミングにメリットや注意点があるため、よく考えたうえで時間に余裕を持って進めましょう。

 

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2023年12月25日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。