COLUMN家づくりコラム
建売住宅 VS 注文住宅
家づくりをはじめるにあたって、住宅には建売住宅と注文住宅の選択肢があります。
一度は耳にしたことがあると思いますが、それぞれの特徴はご存じですか?
改めて特徴を理解することで、ご家族にとって最適な選択ができるようにしましょう。
-INDEX-
1.建売住宅とは?
建売住宅とは、土地に一戸建てがすでに建築された状態で、土地と建物をセットで販売しているものを指します。
主だった特徴は以下の通りです。
<土地>
セットでついてくるので、探さなくてよい
<間取り>
あるものから選ぶ、選択の幅は狭い
<デザイン>
あるものから選ぶため、選択の幅は狭い
<完成イメージ>
既に建っているので、暮らしがイメージしやすい
<仕様・性能>
あるものから選ぶため、選択の幅は狭い
高性能な断熱性能、耐震性能の建売住宅は非常に少ない
<コスト>
コストパフォーマンスが高いように建築されているので、リーズナブルなものが多い
<入居までの時間>
すぐに売買ができて、即入居可能
<工事の様子>
確認できないので、手抜きがあってもわからない
建売住宅の最大のメリットは、既に建っているので暮らしがイメージしやすい点です。
また、価格が明確に提示されているため、ご自身の価値観と合うか合わないかの判断がしやすいのも魅力。
この物件にしようと決断ができれば、住宅ローンの審査を受け、売買契約を交わし、引渡を受け次第入居できます。スムーズに進めば、1~3ヶ月程度で入居可能です。
価格的には、コストパフォーマンスが高いように住宅会社が選りすぐって計画しているので、注文住宅に比べればリーズナブルな傾向にあります。
一方で、間取りやデザイン、仕様・性能はあるものから選ばなければなりません。
コストパフォーマンスが高いつくりのため、間取りやデザインは類似したものが多く、高性能な断熱性能、耐震性能の建売住宅は少ない傾向です。
まれな話ですが、工事期間中の様子が見れないため、もし手抜きがあってもわからないという不安もあります。
2.注文住宅とは
注文住宅とは、ご自身の希望に応じて最初から設計した住宅を指します。
主だった特徴は以下の通りです。
<土地>
無ければ探さなければならない
<間取り>
自由に選択できる
<デザイン>
自由に選択できる
<完成イメージ>
図面、パース、模型等からイメージできる想像力が必要
<仕様・性能>
自由に選択できる
<コスト>
選ぶ仕様や性能によって異なる
打合せで決めていくので、建売住宅に比べて人件費は高くなる
<入居までの時間>
設計で半年、工事で半年、合わせて1年程度が目安
<工事の様子>
その都度確認できるので、間違いがあれば指摘して修正可能
注文住宅の最大のメリットは、ご自身の価値観に合った住まいとして一から計画できる点です。
工務店やハウスメーカーと打合せをしながら間取り、デザイン、仕様や性能を決めていき、工事の様子も確認できることから、納得のいくこだわりの家づくりができます。
その反面、毎回打合せで人が動くこと、イメージしてもらいやすい資料を準備すること等、人件費が多くかかるため、建売住宅よりもコストが高い傾向です。
また土地をお持ちでない場合は、土地探しからはじめるため、建売住宅以上に労力と時間がかかります。
3.こんな人は建売住宅を選ぼう
- 間取り、デザイン、仕様・性能に強いこだわりがない
- 住まいに暮らしを合わせられる
- スピーディーに入居したい
- 購入費用を抑えたい
4.こんな人は注文住宅を選ぼう
- 間取り、デザイン、仕様・性能に強くこだわりたい
- ご自身の暮らし方にあった住まいをつくりたい
- 暮らしについてじっくり考えたい