COLUMN家づくりコラム

家づくりはどのような手順で進める?ポイントや注意点などを解説

イエタッタ編集部
2024.01.25

 

家を建てたいと考えていても人生で1度の買い物のため、ほとんどの人にとって初めての経験です。どのような手順で進めてよいのか分からず、悩むケースは多いでしょう。この記事では、家づくりの流れや注意点などを解説しています。今後家を建てる予定のある人は、参考にしてください。

 

- INDEX -

  1. 家づくりの流れとは
  2. 家づくりの注意点
  3. 間取りを考える際のポイント
  4. まとめ

 

家づくりの流れとは

 

多くの人にとって初めてとなる家づくりはどのような流れで進むのか、6つの行程に分けて解説します。

 

1.理想の家のイメージを固める

 

まずは、理想の家のイメージを考えましょう。家族で希望する部分をすべて出し合い、希望の優先順位を付けます。希望や理想があまり浮かばない場合は、現在住んでいる家で困っていることや、使いづらい場所などの問題点を挙げるとよいでしょう。不満点を解消していくと、自然と理想の家に近づきます。

 

また、雰囲気を掴みたい場合はインターネットで画像検索し、間取りや内装の参考にします。住む場所は、通勤・通学の時間、商業施設、治安など譲れない条件からエリアを絞りましょう。

 

2.予算と自己資金を決める

 

理想の家へのイメージができたのち、予算や自己資金を決めましょう。いくらまでの住宅を建てられるかという予算や、借り入れをする際は返済プランなどです。具体的には、用意できる自己資金額や、毎月の住宅ローンの返済額、年収から借りられる住宅ローンの金額などが挙げられます。月々の支払い費用は、現在の家賃を参考にして検討するとよいでしょう。

 

3.施工会社を決める

 

理想の家のイメージや予算を決め、希望を叶えてくれる施工会社を探します。施工会社には、ハウスメーカーと工務店・設計事務所という種類があります。あまりに多くの業者で見積もりを依頼すると時間がかかるため、3社ほどから選ぶとよいでしょう。

 

4.土地を探し、購入する

 

施工会社が決まったら、実際に建てる土地を探します。施工会社に依頼したり、自身で不動産会社のWebサイトを通して探したりしましょう。希望する条件の土地は簡単に見つからない可能性があるため、任せきりにせず自身でも探すことが大切です。

 

土地が決定したのち、融資を受けて購入する際は、住宅ローンの本審査に通ると受けられる「つなぎ融資」で支払います。つなぎ融資は住宅ローンの融資が受けられる前に必要な資金を補うためもので、住宅ローンで完済します。つなぎ融資を受けたのち、不動産売買契約を締結します。

 

5.間取りや設備を決め、建築請負契約を結ぶ

 

理想の家を目指し、具体的な間取りや設備を決定します。希望を施工会社に詳しく伝えてイメージを共有し、間取りを設計してもらいます。水回りや収納、断熱性能など、新居でこだわりたい部分は遠慮せず、必ず伝えましょう。

 

プランや資金計画が固まったのち、建築請負契約を結びます。その後施工会社が建築確認を申請し、建築基準法に適合していれば建築確認済証が交付されます。

 

6.住宅ローンの本審査を受け着工に進む

 

住宅ローンの本審査では、借入申込金額や頭金、返済負担率、返済完了時の年齢、所得、健康状態などを基準に審査が実施されます。住宅ローンに付随する団体信用生命保険にも加入する必要があり、審査は健康状態が重要なため、健康でない場合は審査に落ちることもあるでしょう。

 

金融機関での本審査が通らなかった場合は、フラット35と民間保険の組み合わせという選択肢もあります。土地の引き渡しが完了したのち着工となり、完成後に引き渡しを受けます。

 

家づくりの注意点

 

理想の家に近づけるには、いくつかの事柄に注意しなければなりません。4つの注意点を解説します。

 

1.建築費用の総額を確認する

 

建築費用の総額を、確認することは欠かせません。費用のうち住宅そのものを建てるための本体工事費に注目しがちですが、本体工事費は家を建てる際の総額の7割ほどです。外構や設備などにかかる別途工事費、登記費用や住宅ローンの保証料などにかかる諸経費などが必要になることを、理解しておきましょう。新たに土地を購入する際は、土地購入費もかかります。

 

2.入居したい時期から逆算し、早めに進める

 

家づくりには長い期間が必要です。いつまでに引き渡しとなり入居したいかを考え、早めに進めることが大切です。なかでも、設計事務所は自由度が高く、家づくりにかかる時間も長くなります。時間に追われて希望の家から離れることがないよう、入念に検討できる時間を用意しましょう。

 

家づくりにかかる期間は6~10か月ほどとおおまかな目安はありますが、それぞれのハウスメーカーや工務店・設計事務所で異なります。また、土地探しに時間がかかると1年を超えることも考えられます。

 

3.家づくりに積極的に関わる

 

家づくりには、積極的に関わりましょう。土地選びから間取りや設備、着工、完成まで、施工会社にすべてを任せず意見を出しましょう。

 

それぞれのハウスメーカーや工務店・設計事務所によって、実現できるプランが異なります。希望をすべて伝え、実現できる部分と実現できない部分を確認しましょう。実現できない部分の代替案や分からない事柄は積極的に尋ねて、施工会社の提案力を見極めることも大切です。

 

4.何度も話し合いイメージを共有する

 

理想の家に近づけるには施工会社と何度も話し合い、イメージを共有することが大切です。意見が合わないケースもありますが、時間をかけてお互いが納得できるまで打ち合わせを重ねましょう。

 

施工会社との間のイメージにズレがあるまま進めてしまうと、期待したような間取りや雰囲気にならない恐れがあります。自身のイメージをまとめるためにも、自分なりに間取りを考えておくとよいでしょう。

 

間取りを考える際のポイント

 

間取りを考える際は、取り入れたいことに優先順位を付け、それぞれのスペースを何に使うか明確にしましょう。プライベートルームや寝室など、まずは空間をおおまかなエリアに分けることが大切です。

 

その後、生活動線を考えながら細かなレイアウトを考えます。部屋の広さだけでなく、部屋の向きや窓の位置など、詳細に決めましょう。収納スペースが足りなかったり、老後に過ごしにくい家になったりという失敗例が多くみられます。

 

施工会社の選び方

 

施工会社は数多くあり、どのように選べばよいか分からず悩みやすいでしょう。おもにハウスメーカー、工務店、設計事務所の3種類があります。施工会社の選び方には、口コミが見られる住宅ポータルサイトやSNSで探す方法や、住宅展示場や完成見学会に行く方法などがあります。

 

ハウスメーカーの特徴

 

ハウスメーカーは、全国展開している大手が多いとされます。一般的にシステム化されており、決められた規格から選びます。独自ブランドを有している企業も多く、工期や人件費を比較的抑えられるでしょう。ただし、それぞれの企業で得意な素材や工法は異なり、規格から外れた家を建てたい場合は費用が高くなりやすい傾向があります。

 

工務店の特徴

 

工務店は各地域に根付いているケースが多く、ハウスメーカーと比べ規模や対象エリアが狭いとされます。地域に密着しており、素早く対応してもらいやすいでしょう。ただし、ハウスメーカーと比べてインターネット上での情報収集が難しく、木造住宅は木材の価格に左右されやすい傾向があります。

 

設計事務所の特徴

 

設計事務所は、設計のみを実施します。一般的にデザイン力に優れ、希望を反映させたオリジナリティのある家を建てられます。ただし、費用は高くなりやすく、おしゃれだからと住みやすいとは限りません。

 

まとめ

 

家づくりは多くの人にとって初めての経験で、悩みやすいとされます。手順としては理想のイメージを固めたのち予算を決め、施工会社を決めましょう。その後、家を建てる土地を決めて間取りを決め、建築請負契約を結びます。最後に住宅ローンの本審査を受けて着工へと進み、完成後引き渡しとなります。

 

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2024年1月25日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。