COLUMN家づくりコラム

注文住宅の決めることリスト|注文住宅を建てる際の注意点も解説

イエタッタ編集部
2024.02.29

注文住宅は、準備段階から契約、施工、完成までにそれぞれ決めることがあります。注文住宅を建てる際の失敗を避けるために、事前に決めることリストを作成しましょう。この記事では、注文住宅の概要や決めることリスト、注意点などについて解説します。注文住宅を建てる際の参考にしてください。

 

-INDEX-

  1. 注文住宅とは
  2. 【準備期間】注文住宅の決めることリスト
  3. 【契約~着工】注文住宅の決めることリスト
  4. 【着工~完成】注文住宅の決めることリスト
  5. 注文住宅を建てる際の注意点
  6. まとめ

 

注文住宅とは

 

注文住宅とは、自由に設計して建てられる住宅のことで、間取り・外観・設備などの設計を、自由に決められます。ただし、注文住宅は、設計のすべてが自由に決められるものではなく、フルオーダー住宅とセミオーダー住宅の2種類に分けられ、建築会社によって、自由に選べる設計の範囲が異なります。住宅の仕様が決まっており、間取りや設備などを選ぶセミオーダーの注文住宅もあります。

 

 

【準備期間】注文住宅の決めることリスト

注文住宅を建てるときは、予算・土地・建築会社・住宅ローンなどを決めることから始めます。ここでは、準備期間に決めることリストについて解説します。

 

予算

注文住宅を建てる際は、毎月の収支をもとに予算を決めましょう。毎月の収支を把握しておくと、月々の支払い額が計算しやすくなります。注文住宅には、土地・建築費・工事費などの支払いが必要です。それぞれを無理なく支払えるように、予算を決めることが大切になります。

 

住宅ローン

予算を決めた後は、住宅ローンの仮審査を受けましょう。銀行・信用金庫などの金融機関のホームページで、借り入れのシミュレーションをします。仮審査の結果が出るのは、申し込みから1週間以内が目安です。住宅ローンは、金融機関によって仮審査の結果が異なるため、複数の金融機関への申し込みをおすすめします。

 

土地

土地は複数の候補を決めて、ハウスメーカーや不動産会社などの担当者に伝えます。駅までの距離や交通量、周辺の雰囲気など、希望する条件を伝えてください。土地は実際に現地に行き、見学して確認しましょう。住宅周辺の環境は、平日と休日、朝昼晩などで状況が異なります。土地の見学は、複数回に分けて実施し、異なる状況を把握することが大切です。

 

完成イメージ

理想の注文住宅を実現するために、完成イメージを固めます。工務店やハウスメーカーのホームページやSNSなどの写真を参考に、外観デザイン・形状などを決めましょう。住宅の形状は、正方形や長方形、L地型など、さまざまなものがあります。ただし、住宅の形状や高さには制限があるため、建築会社の意見を参考に決めることが重要です。

 

依頼先の建築会社

依頼先の建築会社を決める際は、施工事例を参考にしましょう。ハウスメーカー・工務店などから資料を請求し、複数社を比較することが必要です。依頼先の建築会社を選ぶ際は、デザインや施工だけでなく、アフターフォローを含めて検討してください。建築費用の見積もり依頼も、必ず実施しましょう。相見積を取る場合は、信頼関係を築くために、依頼先の建築会社に事前に伝えることをおすすめします。

 

 

【契約~着工】注文住宅の決めることリスト

 

着工までに、住宅の間取り・内装・外装などを決めます。ここでは、契約〜着工時に決めることリストについて解説します。

 

間取り

間取りを決めるときは、普段の生活を想定し、生活動線に配慮しましょう。動線のなかでも、キッチンでの家事動線や、洗濯機から干場までの動線への配慮は必須です。赤ちゃんのいる場合は、玄関にベビーカーが入る広さが必要となります。建築途中で間取りを変更すると、施工費が変わるため、注意が必要です。間取りを決める際は、建築会社の施工事例を参考にしましょう。

 

内装・設備

各部屋の内装や設備を決めます。コンセント・スイッチ・窓、照明器具の位置、製品などを決める際は、住宅の展示会などに参加し、実際に内装や設備を確認してください。高性能な設備を選ぶと、予算を超える可能性があるため注意しましょう。

 

外構・外装

外構・外装とは、駐車場・庭・門扉など、住宅回りの設備のことです。外構・外装を決める際は、周囲の家とのバランスや、家の耐久性・メンテナンス性を考慮する必要があります。防犯のために、外壁を目立つ色にすることは避け、外灯の設置を検討しましょう。

 

地鎮祭(じちんさい)の開催

地鎮祭とは、工事中や入居後の安全を願うために行う、安全祈願の儀式です。近年では、地鎮祭を行わないケースが増えていますが、地鎮祭を行う場合は、近隣神社の神主、または依頼する建築会社に依頼しましょう。施工の1週間前には、近隣への挨拶も必要です。手土産をもって、3軒両隣まで挨拶することをおすすめします。

 

 

【着工~完成】注文住宅の決めることリスト

 

住宅の完成までに、引越しのスケジュールや保険などを決めます。ここでは、着工〜完成までの間に決めることリストについて解説します。

 

上棟式(じょうとうしき)・竣工式(しゅんこうしき)の開催

上棟式とは、工事が順調に進み、基礎工事が完成した段階で、住宅の完成を祈るために行われる儀式です。竣工式は、建築物の完成を祝い、安全と繁栄を祈る儀式で、住宅の引渡し後や引越し完了時などに行います。どちらの儀式も、必ず開催する必要はありませんが、儀式を開催する際は、スケジュールの調節が必要です。

 

引越しのスケジュール

新居に住む前に、引越しのスケジュールを決めます。賃貸住宅から引越す場合は、1か月前に退去告知が必要です。工事が延長した場合、入居の日時が遅れる可能性があるため、退去日の決定には注意しましょう。引越し会社の繁忙期は、3〜4月と9〜10月です。これらの期間は、引越し会社の手配が困難になり、引越し費用も高くなるため、避けた方がよいと思われます。

 

保険会社の選定

住宅ローンを契約する場合は、地震保険・火災保険に加入しなければなりません。火災保険は最長10年、地震保険は最長5年などと、期間が定められています。保険以外にも、水道・ガス・電気など、生活に必要なインフラに関する契約も必要です。インフラ会社の繁忙期は、引越し会社と同じく、3〜4月と9〜10月です。この時期は、手配に時間がかかるため、注意しましょう。

 

 

注文住宅を建てる際の注意点

 

注文住宅を建てる際は、将来の家族構成の考慮と工務店・ハウスメーカー選びが重要なポイントとなります。ここでは、注文住宅を建てる際の注意点について解説します。

 

将来の家族構成のイメージ

注文住宅は、将来的に家族構成が変わる可能性を、想定して建てましょう。子どもが増えると、部屋数が足りなくなります。将来的に収納スペースが不足し、増築やリフォームが必要となる可能性があります。注文住宅を設計する際は、将来の家族の人数を考慮したうえで、間取りなどを決めることをおすすめします。

 

依頼する建築会社の施工実績

依頼先の建築会社は、施工実績をホームページなどで確認したうえで、決定しましょう。施工実績の多い依頼先の建築会社は、経験値が高いため、希望に合う施工を提案してくれます。地域密着型で、地域に精通し、地元での評判が高い依頼先の建築会社を選ぶことも重要です。地域によっては、環境や各種法令の基準が異なることがあります。

 

工務店・ハウスメーカーの比較検討

注文住宅を建てる際は、希望に合った工務店・ハウスメーカーを選びましょう。依頼先によって工法・構造・得意分野・費用などが異なります。これらを比較検討したうえで、工務店・ハウスメーカーを選ぶことが必要です。知名度だけではなく、自分たちの希望を叶えてくれる工務店・ハウスメーカーを選びましょう。担当者の対応、修繕・補修、アフターサービスなども考慮する必要があります。

 

 

まとめ

 

自由な設計が特徴の注文住宅は、建築前に決めることが多くなります。希望の条件に合う住宅を建てるために、予算・土地・間取り・内装・外装・保険など、決めることをリスト化しましょう。自分たちの希望する住宅の建築で失敗しないためにも、決めなければならないことを把握しておくことが重要です。

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2024年2月29日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。