COLUMN家づくりコラム

家づくりで後悔しないための注意点|実際の失敗例や対策ポイントを解説

イエタッタ編集部
2024.02.29

 

家づくりは、慎重に行わなければ完成後、つまりは住み始めてから後悔する可能性があります。この記事では、家づくりで後悔しないための対策ポイントを解説します。一戸建てを建てたいと思っている人向けです。実際にあった失敗例や注意点について解説するので、家づくりの参考にしてください。

 

-INDEX-

  1. 家づくりはなぜ失敗するのか
  2. 家づくりで後悔した代表的な理由5選
  3. 家づくりの失敗例「動線」
  4. 家づくりの失敗例「リビング」
  5. 家づくりの失敗例「収納スペース」
  6. 家づくりの失敗例「キッチン」
  7. 家づくりの失敗例「お風呂・トイレ」
  8. 家づくりの失敗例「玄関・庭」
  9. 家づくりで後悔しないための注意点
  10. 家づくりで後悔しないためのポイント5つ
  11. 家づくりを依頼する工務店・ハウスメーカー選びは重要
  12. 費用に関する失敗に注意する
  13. まとめ

 

家づくりはなぜ失敗するのか

 

家づくりで失敗する人が後を絶たない最大の理由は「知識不足」です。住宅や建築に関する十分な知識がない場合、実際に住み始めてから環境面や費用面をはじめとする、さまざまな場面で後悔する可能性が高まります。

 

家づくりは、間取りや建材、内装などを一から自分で決めるため、事前の情報収集が大切です。多くの見学会や住宅イベントに足を運び、疑似体験しましょう。実際に目で見て感じることで、知識が深まるだけでなく理想の住宅イメージも固まります。

 

 

家づくりで後悔した代表的な理由5選

 

家づくりで後悔する理由はどのような内容なのでしょう。代表的な理由を5つ解説します。

 

1.間取り

家づくりで後悔した理由のなかでも最も多いのは、間取りに関する内容です。たとえば「人気の間取りと同じにしたけど使いにくかった」、「動線がしっくりこなかった」というケースがあります。多すぎる窓・バルコニーなど、実際に住み始めると使わない設備がでてくる場合も多いようです。

 

2.配線の位置や数

家具や家電を配置したい場所にコンセントがなかったり、思っていたよりも数が少なかったり、配線に関する後悔は多い傾向にあります。逆に数を増やし過ぎて無駄になるケースもあるため、コンセントの数や位置決めは家づくりにおいて重要です。

 

3.冷暖房の効率

広いリビングや大きな窓、吹き抜けといった開放感のあるデザインは、冷暖房の効率が悪くなる可能性が高くなる可能性があります。冷暖房の効率が悪い場合、光熱費が高額になり、後に後悔するケースが多いようです。

 

4.イメージと異なるデザイン

壁紙や床材などを小さなサンプルのみで選んだ場合、実際に完成した住宅がイメージと異なるケースがあります。単体であれば理想的な外観の住宅でも、実際に建てたら住宅街に馴染まなかったという後悔も多いようです。

 

5.予算越え

工務店・ハウスメーカーとの打ち合わせ時に予算を伝え忘れたり、土地や住宅以外の費用を計算していなかったりした場合、予算を越えてしまうケースがあります。養育費や住宅のメンテナンス費など、さまざまな出費を予測し、住宅ローン計画を立てる必要があります。

 

 

家づくりの失敗例「動線」

 

場所別に分けて失敗例を解説します。まずは、家づくりにあたり重要視したい「動線」の失敗例です。

 

洗濯機と干す場所の動線が不便

洗濯機と干す場所が遠かったり、1階から2階に持って行ったりする動線は、手間やストレスになります。室内に干しスペースを確保するケースもありますが、邪魔になる場合や生活感が出てしまう可能性が高いため、設置場所は重要です。

 

生活動線と家事動線が同じ

生活動線と家事動線が同じ場合、洗面台やトイレなど、家族が日常的に使う場所は混雑します。混雑を避けるため回遊動線を取り入れるケースもありますが、スペースが狭くなったり家具の配置場所が選べなくなったり、デメリットもあります。

 

 

家づくりの失敗例「リビング」

 

リビングは家族で過ごす時間が長い場所なので、こだわりたい場所です。実際にあった失敗例を見てみましょう。

 

広すぎて落ち着かない

広すぎるリビングは、居心地が悪いだけでなく掃除の手間が増えると感じる人が多いようです。広ければ広いほど冷暖房の効率も悪くなるため、簡易的な仕切りを作ったり、独立スペースを作ったりする工夫が必要になるケースがあります。

 

リビング階段に後悔

リビング階段で2階に行く際、必ず通るのはリビングです。隣接している部屋がない場合、急な来客時に備えて常に整理整頓しておく必要があります。2階にテレビの音や料理のにおいが伝わってしまうことも、後悔の1つです。

 

 

家づくりの失敗例「収納スペース」

 

収納スペースも、家づくりにおいて失敗例が多い場所です。どのような失敗例があるのかを解説します。

 

収納スペースが足りない

室内を広く確保したために、収納スペースが狭くなったり、子どもの成長につれて収納スペースが足りなくなったりするなど、収納に関する失敗もよくあります。大容量に思えるウォークインクローゼットも、壁面収納より収納力は低いため注意しましょう。

 

収納スペースの場所が悪い

よく使う物の収納スペースは、必要なときにすぐ取り出せる場所に設けなければ不便になりがちです。屋根裏や階段下の収納スペースも環境を整えないと使い勝手が悪くなるため、収納したものを使わなくなるケースがあります。

 

 

家づくりの失敗例「キッチン」

 

料理が好きな人にとって、大切にしたい場所はキッチンではないでしょうか。ここでは、キッチンの失敗例を解説します。

 

奥行きがありすぎる収納棚は使いにくい

キッチンの収納棚は、奥行きがありすぎると奥のものが出し入れしにくくなり、有効に使えない場合があります。奥行きがある分死角も生まれるため、収納棚は容量だけでなく、使い勝手にこだわって設計することがポイントです。

 

十分な調理スペースが確保できない

コンロやシンクにこだわりすぎて、十分な調理スペースが確保できないという失敗があります。1人分のスペースを確保するのではなく、家族と一緒の調理や、キッチン家具や家電を置けるスペースを確保するように意識しましょう。

 

 

家づくりの失敗例「お風呂・トイレ」

 

お風呂やトイレは家族が毎日使う場所です。快適に使える設計ができるように、失敗例を参考にしましょう。

 

お風呂が広すぎる、狭すぎる

居住空間を優先してしまい、お風呂が狭くなってしまうケースは予想外に多い失敗です。逆に広いお風呂を設置した場合は掃除に時間がかかるので、程よくくつろげる丁度よい広さを意識しましょう。

 

トイレの設置場所を間違えた

トイレの設置で失敗しやすい場所は、寝室の真上や客室の横など、音漏れが気になる場所です。来客時、トイレの位置によっては行きにくくなる可能性もあるので、設置場所には注意しましょう。ドアの開閉スペースの確保も重要です。

 

 

家づくりの失敗例「玄関・庭」

 

玄関や庭は、後回しになりがちな場所です。居住スペースだけでなく、外観の失敗例もぜひ参考にしてください。

 

玄関は収納と靴以外を置くスペースが必要

玄関の収納は、家族が増えることや子どもの成長を踏まえたうえで設計しなければ、将来的に後悔する可能性があります。靴の収納力だけ考え、傘立てやレインコートが置けない場合、使い勝手の悪さを感じることがあります。

 

狭い駐車スペースは使いにくい

狭い駐車スペースは駐車や出庫が難しくなります。また、現在の車幅に合わせて設計してしまうと、車を乗り換えた際に困ります。車を2台停める場合は、車と車の間を人が通れるくらいの余裕のある広さにしましょう。

 

 

家づくりで後悔しないための注意点

 

家づくりをする際に、注意すべき点はあるのでしょうか。未然に対策するための注意点を3つに絞り、解説します。

 

1.デザイン性だけを重視しない

デザイン性も大切ですが、おしゃれさだけを重要視してしまうとメンテナンスが手間になったり、暮らしにくさを感じたりする場合があります。住み心地のよさを一番に意識したうえで、デザイン性も取り入れていきましょう。

 

2.長期に渡り住める家かしっかりと確認する

長期に住めるのは、耐震・耐久性に優れた家です。基準や性能は、事前に工務店・ハウスメーカーに確認しておくと安心できます。長期に渡り安心して住める家を建てるためには、地盤選びも重要です。

 

3.工務店・ハウスメーカーとの打ち合わせは念入りに行う

工務店・ハウスメーカーとの打ち合わせでは、理想のデザインや間取り、予算について具体的に伝えましょう。不安なことや疑問点があれば、質問しながら念入りに行う必要があります。後々トラブルにならないために、内容はメモしておくと安心です。

 

 

家づくりで後悔しないためのポイント5つ

 

家づくりは、一生で一番ともいえる大仕事です。ここでは、後悔しないためのポイントを5つ解説します。

 

1.理想の住宅イメージは明確にしておく

間取りやデザイン、外観など、イメージがはっきりしている場合、工務店・ハウスメーカーとの打ち合わせがスムーズに進みます。工務店・ハウスメーカー側も理想に沿った設備や材料を提案しやすくなるため、イメージはできるだけ明確にしましょう。

 

2.土地選びは慎重に行う

家づくりで大切なのは土地選びです。周辺環境や公共交通機関、日当たりなどを調べておきましょう。工務店・ハウスメーカーによっては土地探しも請け負っている場合があるので、相談するのもおすすめです。

 

3.本当に必要な設備を優先する

家づくりをスムーズに進めるためにも、必要な設備は決めておきましょう。全ての設備を取り入れると、予算を超過してしまう場合があります。後悔しないよう、本当に優先すべき設備を判断することがポイントです。

 

4.資金計画はできる範囲で設定する

資金計画には、住宅ローンはもちろん、メンテナンス費なども含まれます。予算を超えないように、現実的な資金計画を立てましょう。支払いができないというトラブルを防ぐためにも、余裕をもった資金計画にすることがポイントです。

 

5.見学会や住宅イベントに参加する

見学会や住宅イベントで多くの家の実例を見ると、理想の住宅イメージが固まったり、知識が身についたり、参加メリットは豊富です。実際に家の動線や間取りを体験することで、生活のイメージも湧きやすくなります。

 

 

家づくりを依頼する工務店・ハウスメーカー選びは重要

 

家づくりの依頼先は、大きく分けると工務店・ハウスメーカー・設計事務所の3種類があります。知名度や価格で決めるのではなく、理想に近い家を建てた実績のある会社や、見積もり内容を見て相性がよさそうな会社を見つけましょう。

 

 

費用に関する失敗に注意する

 

家の完成後は、住宅ローンだけでなくメンテナンス費や税金など、その他もろもろの費用がかかります。いざ家に住み始めてから焦らないように、事前に必要な予算は計算し、備えておくと安心です。

 

 

まとめ

 

長く住める住み心地のよい家づくりには、知識が欠かせません。見学会や住宅イベントに参加し、イメージを膨らませてみましょう。後悔しないためにも、失敗例や注意点を参考にしてください。

 

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2024年2月29日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。