COLUMN家づくりコラム
施工事例とは?施工事例を参考に家を建てるためのポイントを解説
施工(せこう)事例とは、実際に建てられた住まいを指します。施行事例は、施工会社が「どのような建物を建てたのか」を実証するものであり、家を建てる予定がある人にとって、参考になる資料です。この記事では、実際の施工事例を紹介し、探し方や取り入れるポイントを解説します。ぜひ、家を建てる際に役立ててください。
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施工事例を探す方法
家を建てるには、施工事例を見ながら検討することが重要です。施工事例を探す方法を解説します。
Webサイトを見る
多くの工務店やハウスメーカーは、これまでに手掛けた施工事例をホームページに掲載しています。施工事例は、家を建てる参考資料として信頼性が高いといえるでしょう。知りたい情報がわかりやすく伝えられているので、参考にするメリットがあります。
SNSを見る
InstagramやFacebook、X(旧Twitter)などでも、施工事例が多く掲載されています。ハッシュタグ(#)で検索できるツールが多いため、好きなテイストを保存できることがポイントです。特にリフォーム会社は、SNS活用が増加しているといわれています。
【カテゴリー別】後悔しないためのオシャレな施工事例
施工事例には、建築スタイル、デザイン、間取り、使用素材、照明、色彩選択、外観、内装など、多種多様な要素があります。そのなかで、リビング、外壁、スタディコーナーの施工事例を解説します。家は、全体のバランスが重要です。自分の好みを内装や間取りに取り入れたい人は、ぜひ参考にしてください。
【施工事例】リビング
リビングは、家のなかでも広く、家族が集まる場所です。細かいポイントをしっかりとおさえましょう。デザイナーズハウスのような洗練されたリビングの施工事例を解説します。
スキップフロア
スキップフロアは、床を高くしたスペースのことです。各階の間に、中間層を造る間取りを指します。たとえば、本棚やデスクを置いたスキップフロアは、子どもの遊び場としても活用が可能です。キッチンから見やすい場所に造れば、料理や家事の合間に、家族の様子を確認できます。
ドアや壁などで仕切らず、段差を利用することでオシャレな印象になります。空間を分断せずに、スペースをわけられるのでスッキリ感を演出できるでしょう。
L字型のコートハウス
コートハウスとは、建物や塀などに囲まれたスペースのことを指します。L字型のコートハウスは、広い庭を設計できるため、ガーデニングを楽しみたい人におすすめです。テラスからたっぷりの光が差し込むことで、開放感が生まれます。
小上りがある
小上がりとは、部屋のなかに段差を付け、床部分よりも高いスペースを設計することです。通常の床よりも高いスペースを造ることで、来客時には、応接間や客間として活用できる広々としたリビングが完成します。床から高くなっている部分を、収納にしたり掘りごたつにしたり、さまざまなバリエーションがあります。個性的な家を建てたい人に、おすすめのデザインといえるでしょう。
吹き抜けがある
センスがよい家の事例として、吹き抜けがよく挙げられます。吹き抜けにすれば、開放感があり広く感じられるリビングになります。各階の奥まで光を届けられることがメリットです。
後悔しないリビング設計のポイント
家づくりの主役でもあるリビングは、後悔しないような設計を目指したい人も多いでしょう。居心地のよいスペースを実現するための、リビング造りのポイントを解説します。
自然光を取り入れる
リビングを明るい印象にするには、自然光が豊富に入る設計を目指しましょう。吹き抜けや窓の大きさなどを考え、照明の使用頻度を減らすことで省エネにもつながります。
家具選びとコンセント
家具の選定は、長期的な視点をもち、トレンドに左右されないことがポイントです。ライフスタイルや家族構成の変化に対応できるよう、コンセントの配置場所や数などを考えておきましょう。設計後にトラブルがないように、あらかじめ注意が必要です。
収納スペース
リビングをスッキリした空間にするためには、十分な収納スペースが必要といえます。リビング収納は、壁面収納がおすすめです。内装に合わせて色やデザインなどを決め、統一感のあるリビングを目指しましょう。
間取り
リビングは、間取りや家具の配置によって印象が変わります。ライフスタイルや家族構成に合わせて、設計をします。長く住むことを考えて、バリアフリー性の高いスペースを取り入れてもよいかもしれません。
【施工事例】外壁
家を建てるうえで、外壁のデザインも重要です。人目に付きやすい場所であるため、こだわりたい人もいます。おすすめの外壁デザインを解説します。
モノトーン
モノトーンは、シンプルで洗練された印象を与えます。白と黒の基調でも、汚れや色褪せが気にならないタイルがおすすめです。タイルは、掃除も簡単にでき、デザインを選びやすいことが特徴です。
リゾート感
全体を白色の外壁にすることで、リゾート感のあるさわやかな印象になります。ウッドデッキを設置すると、自然との調和ができリゾート感が増幅します。たとえば、外壁を白タイルにすると青空に映えるでしょう。
スタイリッシュモダン
白いタイルをベースに、黒いアクセントタイルを使用することで、スタイリッシュモダンを演出できます。デザインがシンプルなため、飽きにくく、高級感のある家を建てられます。色は、3色までにまとめることがポイントです。
南欧テイスト
たとえば、オレンジの屋根や窓の装飾を、白い外壁に組み合わせれば、南欧テイストを表現できます。切妻屋根(きりづまやね)は、さまざまなテイストと相性がよく、南欧テイストのかわいらしい外観も演出が可能です。切妻屋根とは、本を半分開いて伏せたようなかたちの屋根を指します。片側の屋根を広くとった切妻屋根は、やわらかい印象で南欧テイストに合うデザインです。
【施工事例】スタディコーナー
昨今のリモートワーク導入により、大人でも勉強や仕事をするためのスペースであるスタディコーナーが必要になりました。スタディコーナーを採用した施工事例を解説します。
キッチン横
スタディコーナーをキッチンのすぐ横に設置することで、子どもが勉強をする際に、いつでも見守れます。大人が使用する場合は、ミニ書斎の役割としても活用できます。家族構成やライフスタイルの変化を想定しながら、検討することがおすすめです。
スキップフロア
スキップフロアとは、階と階の間にある中間階のことをいいます。たとえば、1階と2階の間にスキップフロアを設置することで、リビングからも見やすくコミュニケーションもとりやすくなります。子どもの勉強や仕事など、さまざまなシチュエーションに対応できると同時に、収納棚を設置すれば、教科書や書籍をまとめて収納できるため、便利です。
造りつけカウンター
カウンターと棚をシャープに造り、すっきりとしたデザインに仕上げると、場所をとりません。小上がりスペースに設置することも、よいアイデアだといえます。階段下のデッドスペースを活用し、カウンターをスタディコーナーとして設置すれば、時間を気にせずに作業ができるでしょう。ライフスタイルに合った設置場所を見つけることがポイントです。
スタディコーナーのメリット
スタディコーナーを設置するメリットを解説します。取り入れることを考えている人は、ぜひ参考にしてください。
家族とのコミュニケーションが取りやすい
子どもの勉強や仕事において、集中力を高める効果があります。子どもにとっては、親と一緒にいる安心感が生まれます。家族の存在を常に把握できることがメリットです。
子どもの勉強習慣をつけやすい
キッチンやリビングは、親の目が行き届く範囲にあります。子ども部屋に移動する手間が省け、勉強にとりかかれます。わからないことを親に相談できることも、メリットといえるでしょう。
仕事や趣味にも活用できる
仕事や家事スペース、飾り棚など、仕事や趣味のスペースとしても利用できます。適度に集中できるため、読書にも向いています。
まとめ
リビングの共有スペースに、スキップフロアや小上がりを設置すると、家族間のコミュニケーションがとりやすくなります。コンセントや照明の位置などにこだわり、自分が理想とする家づくりを目指しましょう。施工事例は、居心地のよい住みやすい家が再現されています。さまざまな事例を見て、検討してみてください。
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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2024年2月29日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。