COLUMN家づくりコラム

風水・家相のよい間取りとは?運気を上げる10個の方法も紹介!

イエタッタ編集部
2024.03.29

 

家が建つ方位と間取りから、家全体の運気を上げようという考え方が「家相」です。そして、より幅広い観点から、運気上昇を目指すのが「風水」です。

 

この記事では風水・家相の観点から理想的な間取りについて解説します。住宅の設計が始まる前に、風水について考えておきましょう。すでに設計が終わっている場合、どのようにすれば、運気が上げられるのかも解説します。

 

-INDEX-

  1. 風水・家相とは?
  2. 理想の土地・避けるべき方角は?
  3. 家相の見方とは?
  4. 運気を上げる10個の方法
  5. 理想的な家相の間取り例
  6. 家相で避けるべき間取り
  7. 風水を取り入れる注意点
  8. 鬼門の対処法

 

風水・家相とは?

 

風水と家相、どちらも似たイメージがありますが、明確には異なります。ここでは風水と家相について、それぞれ解説します。

 

家相とは?

家相は中国から伝わった環境学の1つです。陰陽道や民俗信仰の影響を受けたものであり、方位と間取りの関係性から、運気向上を目指すものです。現在の家相は、日本独自に発達したものであり、家を建てる際の判断材料になっています。

 

風水とは?

風水もまた、環境学の1つです。家相は方位と間取りから、運気向上を目指すことに対して、風水はより広範囲の要素が対象になります。衣・食・住とさまざまな観点から、運気向上を目指すものが風水です。色も風水を左右する重要な要素です。

 

家相・風水・占いの違い

家相は方位と間取りから、運気向上を目指すもの、風水はより幅広い観点から、運気向上を目指すものです。家相よりも、風水は流派が多いことも特徴です。両者と似たものには「占い」もあります。しかし、占いは未来を予言する行為を指します。家相と風水は「今」をよくする、占いは「未来」をよくするとイメージすれば分かりやすいでしょう。

 

 

理想の土地・避けるべき方角は?

 

風水の観点から、理想的と考えられる土地は以下のとおりです。

 

  • ・日当たりがよい
  • ・公園・学校(人が多い場所)の近く
  • ・土地の形状が正方形・長方形

 

風水の観点から、避けるべき方角は北東と南西です。北東と南西は、それぞれ鬼門と裏鬼門に当たるため、避けるべきと考えられています。鬼門と裏鬼門については、後ほど解説します。

 

 

家相の見方とは?

 

家相を見るには、方位盤・間取りの見方を知っておかなければなりません。また、鬼門・裏鬼門・四隅線・正中線についても、理解しておきましょう。

 

方位盤・間取り図の見方

家相を見るためには、方位盤が必要です。方位盤は家の中心に置いて使います。間取り図の四隅から、対角線上に「X」を描き、線が交わった箇所が中心です。中心に置いて、室内の方位を正確に把握しましょう。

 

「鬼門」と「裏鬼門」とは

家相や風水において、しばしば「鬼門」や「裏鬼門」という言葉が使われます。鬼門は家の中心から見て「北東」、裏鬼門は「南西」に位置します。中国で「鬼門」は外敵や強風がくる方角と考えられています。日本でも、怨霊信仰の影響から「不吉な方角」とされており、水回りを鬼門と裏鬼門には配置しないのが一般的です。

 

「四隅線」や「正中線」とは

四隅線(しぐうせん)とは、家の中心から東西に引いた直線のことです。正中線(せいちゅうせん)は、南北に引いた直線です。両線上には、強い気が溜まるとされています。

 

 

運気を上げる10個の方法

 

運気を上げる方法は、いくつかあります。ここでは一般的に有効とされている、10個の方法を解説します。

 

1.階段は明るくする

階段は、照明をつけて明るくしておきましょう。すでに設計が終わっていても、後付けできるためおすすめです。家の中心に、階段を設けることも避けるべきです。風水の観点からもよくないですが、機能面からも階段は隅に設置しましょう。

 

2.朝日が当たる位置にキッチンを配置

朝日のエネルギーを浴びられる場所には、キッチンを配置してください。反対に、西日が指す場所にキッチンを配置するのは避けましょう。風水において、西日は「退色(腐る)」という意味があります。人間のエネルギーの源である「食事」は、朝日のエネルギーを浴びる場所でつくりましょう。

 

3.寝室は奥まった位置にする

寝室は静かで奥まった場所にすべきです。玄関からは、さまざまなエネルギーが入ってくるものの、悪い気も入ってきます。悪い気が寝室に届かないよう、間取りのなかでも玄関から離れた、奥まった場所が理想的です。

 

4.リビングに朝日を入れる

東からのエネルギーは、もっともパワーがあると考えられています。家族が集まるリビングに、このパワーを取り入れるのが理想です。家族団欒の場所は、できる限り「よい気」だけを取り入れましょう。

 

5.真っ直ぐな廊下をつくらない

できる限り、真っ直ぐな廊下を避けてください。前述したとおり、玄関からは「悪い気」も入ってきます。廊下が真っ直ぐでは、居住空間まで悪い気が届いてしまうと考えられています。特に、寝室まで届かないつくりが理想です。家のつくりとして難しい場合は、隣接する部屋の扉を開けておく、外から光が入るようにするなどの工夫が必要です。

 

6.玄関の入り口は1つ

風水的に、玄関はエネルギーを取り込む重要な場所です。玄関が複数あると、入ってくるエネルギーが分散されると考えられています。玄関を配置する理想的な位置は、土地によって異なります。

 

7.子ども部屋は寝るだけの部屋にする

本格的に子ども部屋が必要になるのは、中学生頃からです。子どもの自立心を養うためにも、子ども部屋は必要ですが、風水的には、できる限り寝るための部屋にしたいところです。リビングで勉強する習慣がついている家庭も多くあります。

 

8.鬼門・裏鬼門に浴室を配置しない

浴室は家のなかで、もっとも水の多い場所です。風水で「水」は、マイナスの影響があるとされています。鬼門や裏鬼門を避けるだけでなく、湿気を溜め込まない工夫も必要です。換気しやすい空間を心がけてください。

 

9.バルコニーも東向きに

バルコニーの位置も東向きが好ましいでしょう。前述しているように、東からの光には強いパワーがあります。バルコニーのように大きな窓をつける場所は、東向きがよいでしょう。

 

10.トイレは「吉」の場所に

昔はトイレ=汚いものと認識されていましたが、現代では水=流れる(循環する)ものと考えられています。「吉」の場所につくるのが理想的です。ただし、風通しはできる限りよくしておきたいところです。窓がない場合は換気扇でもよいでしょう。

 

理想的な家相の間取り例

 

家相の観点から見て、理想的な間取りとは、どのようなものなのでしょう。部屋によって「理想の方角」は異なるため、それぞれの部屋ごとに解説します。

 

玄関の例

玄関は、吉方位に配置してください。もちろん日当たりと風通しにも考慮しましょう。玄関を配置するのに適した「吉方位」とは、以下のとおりです。

 

  • ・東
  • ・東南
  • ・南
  • ・北西

 

キッチンの例

風水において、キッチンは人間のエネルギーを生み出す場所です。そのため、以下のような方位に設置すべきです。

 

  • ・東
  • ・東南
  • ・北西

 

リビングの例

リビングは、家族がもっとも長い時間を過ごす場所です。「東・東南・南」がリビングの吉方位とされています。陽の気が取り込めるリビングが理想です。なお、リビングにストーブ(火気)を置く際は、正中線上と四隅線上を避けましょう。

 

風呂・トイレの例

風呂やトイレといった水回りは、陰の気が溜まりやすい場所です。そのため、できる限り吉方位に配置することがおすすめです。神仏(神棚や仏壇)の設置場所は、風呂・トイレの近くは避けることも重要です。

 

張りの例

「張り」は方角によっては、大きな吉になります。具体的な方角は、以下のとおりです。

 

  • ・東
  • ・南東
  • ・北
  • ・北西

 

北は家庭円満、東は一家繁栄、南東は商売繁盛・社会的信用、北西は金運上昇といった意味があります。
※家の外壁ラインから出っ張っているところを「張り」、凹んだ箇所を「欠け」といいます。

 

 

家相で避けるべき間取り

 

家相で避けるべき間取りもあります。張り・欠けや三備の位置には、特に気をつけてください。具体的な注意点を、ここで解説します。

 

張りと欠け

家の外壁ラインから、出っ張っているところを「張り」、凹んだ箇所を「欠け」といいます。家相では、基本的に「張りは吉」で「欠けは凶」とされています。ただし、北東と南西にある場合は、張りでも凶になる場合もあります。欠けもまた、方角によって「大凶」になります。北や南東、北西に「欠け」をつくるのはやめましょう。

 

三備の位置

家相では「三所に三備を設けず」といわれています。三所とは鬼門・裏鬼門・宅心(家の中心)、三備は玄関・キッチン・トイレです。各ポイントに、三備を設けないように注意してください。

 

 

風水を取り入れる注意点

 

住宅に風水を取り入れる際は、いくつかの注意点があります。色合いや住みやすさ、掃除しやすさについて、ここで解説します。

 

色合いにも気をつける

風水を取り入れるならば、色合いにも考慮しましょう。風水におけるよし悪しは、方位や間取りだけでは決まりません。方位や部屋によって、運気を上げる色合いは異なります。例えば同じ北でも、玄関ならば「銀色」や「桃色」、トイレならば「薄緑色」や「桃色」が吉とされています。

 

住みやすさも重視する

風水にこだわるあまり、住みにくい・リラックスできない家になってしまっては、本末転倒です。住みやすさを犠牲にしないよう、適度に風水を取り入れるべきです。運気を上げる色合いの小物を置くだけでも、十分に効果があります。

 

掃除のしやすさにも注意する

掃除や整理整頓のしやすさにも、注目してください。汚れた部屋・散らかった部屋では、運気が下がります。凹凸が少ない部屋が風水の観点からも、掃除のしやすさからも理想的です。

 

 

鬼門の対処法

 

どこの家でも、鬼門はできてしまいます。肝心なのは鬼門の状態です。具体的には、以下のような工夫をすることで、鬼門に対処できます。

 

  • ・観葉植物を置く
  • ・こまめに掃除・換気する
  • ・照明や窓を活用して、明るい状態を保つ

 

 

まとめ

 

風水は方位と間取りだけでなく、衣・食・住さまざまな観点から、運気上昇を目指す環境学の1つです。階段を明るくする、朝日が差し込むキッチンにするなど、運気を上げる方法は複数あります。運気の上がる間取りを考えたい人は、上記の記事を踏まえて依頼先と設計を相談してみてはいかがでしょうか。

 

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2024年3月29日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。