COLUMN家づくりコラム

一戸建てならではのメリットとは?デメリットや向いているタイプも解説

イエタッタ編集部
2023.04.27

 

「そろそろマイホームを」と考えたとき、一戸建てとマンションで迷う人は多いのではないでしょうか。

この記事では、マイホーム取得を検討中の人に向けて、一戸建てのメリットやデメリット、おすすめのマイホームタイプなどを解説します。

希望を反映した理想の家を手に入れるヒントとして活用してください。

 

- INDEX -

  1. 一戸建ては全部で3種類
  2. 一戸建てならではのメリット5つ
  3. 一戸建てのデメリット4つ
  4. 一戸建てのマイホームが向いているタイプ
  5. マンションのマイホームが向いているタイプ
  6. 一戸建てを建てるまえに知っておきたい注意点
  7. 優先順位を決めると理想のマイホーム像が見えてくる
  8. まとめ

 

一戸建ては全部で3種類

一戸建ては、タイプや建て方によって3種類に分かれます。3種類の一戸建てとその特徴を解説します。

 

新築注文住宅

新築注文住宅は施主の希望にもとづき、一から設計し建てる家です。ゼロベースで考えるため間取りや外観、設備など家のすみずみまでこだわりを反映できます。細部まで希望通りにできる分、建築費用が相応にかかります。

 

新築建売住宅(新築分譲住宅)

新築建売住宅(新築分譲住宅)は、土地付きで購入する建築済みの家です。完成した建物を確認してから購入する安心感が得られます。建物に施主の希望は反映できない代わりに、購入費用を抑えられます。

 

中古住宅(既存住宅)

中古住宅(既存住宅)とは、先に住んでいた人がいる家です。そのまま住んでも、リフォーム・リノベーションで自分好みにつくり変えても構いません。3種類の一戸建てのなかで、もっとも購入費用を抑えられます。

 

 

一戸建てならではのメリット5つ

一戸建てならではのメリットは、どのようなものがあるでしょうか。5つの観点から一戸建てのメリットを解説します。

 

一戸建ては騒音やプライバシーのトラブルが少ない

一戸建ては建物が独立しています。隣家と壁一枚で接する集合住宅より音が伝わりにくく、騒音トラブルが起きにくいメリットがあります。「人目がない方角に開口部を配置する」「外構に目隠しフェンスを設置する」など、プライバシーを守る工夫を施しやすいのも一戸建ての魅力です。

 

また、一戸建ては集合住宅より落ち着いた生活を送りやすいでしょう。

 

一戸建ては集合住宅と比べて資産価値が残りやすい

一般的に一戸建ては、建物と土地をセットで所有します。建物部分は経年とともに劣化し資産価値が下がりますが、土地の資産価値に時間経過は影響しません。年月が経っても、土地の価値は下がりにくいのです。一戸建てを所有していると、もし建物の資産価値がゼロになった場合でも、土地が資産として手元に残る点がメリットです。

 

一戸建ては自由に建て替えやリフォームができる

一戸建ては、建物すべてが自分のものです。建て替えやリフォーム・リノベーションをしたいとき、近隣の同意を得る必要はありません。どのような工事も自分たち家族の意向だけで決められる点もメリットです。ライフスタイルに合わせ、つねに住みやすい家に住み続けられます。もちろん、外構も建物同様に自由に施工できます。

 

一戸建ては駐車場代を支払う必要がない

駐車場代がかからないのも一戸建てのメリットです。庭に駐車スペースを確保すれば、集合住宅で必要な毎月の駐車場代が不要になります。敷地に駐車スペースをつくる余裕がない場合は、建物の1階部分をビルトインガレージにする案を検討してみましょう。ビルトインガレージなら、玄関からすぐ車に乗り込める利便性も手に入ります。

 

一戸建ては管理費や修繕金を積み立てる必要がない

マンションを購入すると、自宅のローン支払いに加えて「マンション管理費」「修繕積立金」を管理組合に支払う必要があります。しかし一戸建てなら、管理費も修繕積立金もいりません。建築時のイニシャルコストだけを考えると、費用がかかるように見える一戸建てですが、マンションと迷っている場合はトータルコストで比較してみてください。

 

 

一戸建てのデメリット4つ

一戸建てにもデメリットはあります。購入前に知っておきたい、一戸建てならではのデメリットを5つ解説します。

 

防犯対策を施さなければならない

建物が周囲から独立しており開口部も多い一戸建ては、集合住宅に比べて侵入リスクが高くなります。マンションなら設置されている場合も多い、防犯カメラやセキュリティサービスとの契約も、自分たちで行わなければなりません。防犯対策の費用は自己負担となり、手間もかかります。防犯面のコストと配慮が必要な点を押さえておきましょう。

 

自己責任で維持管理しなければならない

土地・建物とも自己所有の一戸建てでは、住宅と外構の維持管理は自己責任で行います。メンテナンスを怠ると不具合や故障につながりかねません。維持管理には費用と手間がかかります。マンションのように修繕積立金の義務こそありませんが、必要な費用を見越して用意しておくのがベターです。

 

気密性・断熱性がマンションに劣る場合がある

日本で新築される一戸建ては、9割以上が木造です。木造で建てられた住宅はRC(鉄筋コンクリート)構造と比較して躯体に隙間が生まれやすく、気密性・断熱性に課題が残ります。マンションより開口部が多い点でも、気密・断熱性能が下がります。木造でも気密や断熱に優れた住宅は建てられますが、建築コストが上がる傾向にあります。

 

※参考:建築着工統計調査 住宅着工統計 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

 

建物の資産価値の目減りスピードが速い

RC造り住宅の耐用年数47年に対し、木造住宅の耐用年数は22年と半分以下です。木造で建てられた一戸建ての資産価値は、RC造りのマンションよりも速く目減りします。ただし、長く住める質の良い家である「長期優良住宅」を建てれば、資産価値の目減り速度は鈍化します。住宅業界全体でも、長持ちする住宅を推進する動きが出ています。

 

※参考:主な減価償却資産の耐用年数表|国税庁

 

 

一戸建てのマイホームが向いているタイプ

マイホームを一戸建てで取得した方が良いのは、次の3つに当てはまる人です。

 

  1. 長く住める家を手に入れたい
  2. 好みに合わせてリフォームしたい
  3. プライバシーを重視したい

 

長く快適に住める長期優良住宅を建てるには、自分たちの希望に仕様を合わせられる一戸建てがぴったりです。また、一戸建てならリフォームやDIYも自由にできます。隣家と距離を確保できるため、プライバシーを大切にしたい人にも一戸建てが向いているでしょう。

 

 

マンションのマイホームが向いているタイプ

マンションタイプのマイホームがおすすめなのは、次の3つに当てはまる人です。

 

  1. 立地や利便性を重視したい
  2. セキュリティを重視したい
  3. 光熱費を抑えたい

 

マンションは駅前一等地や繁華街の近くなど利便性が良い場所に建てられるため、立地を重視したい人におすすめです。オートロックや警備会社のセキュリティサービスなどがあるケースも多く、安心を重視したい人にも向いています。断熱性が高いため、光熱費も抑えやすいといわれます。

 

 

一戸建てを建てる前に知っておきたい注意点

一生に一回といわれる、一戸建てのマイホーム購入で失敗しないために、事前に知っておきたい注意点を2つ解説します。

 

長く住みやすい土地を探す

一戸建ては、ずっとその場所に住み続ける前提で購入する人がほとんどでしょう。通勤・通学、買い物に不便だと、日々ストレスが溜まります。生活の利便性を十分考慮した土地を選ぶことが大切です。また、シニアになってから暮らしやすいかどうかも、満足度を左右します。交通手段や病院との距離もチェックしておくと安心です。

 

家づくりで重視したい項目を決めておく

家づくりでは土地や施工会社、間取り・設備など、決める必要がある項目が膨大にあります。項目が多すぎて途中で気持ちが萎えたり、決め忘れが発生してしまったりするケースも少なくありません。

 

家づくりを始める前に、自分たちが重視したい・譲れない項目を決めておきましょう。優先順位が決まっていると、打ち合わせの効率が上がり抜け漏れの発生率も減らせます。

 

 

優先順位を決めると理想のマイホーム像が見えてくる

家づくりでは予算やスケジュールばかりに注意が向きがちですが、その他の項目も多角的に検討してみましょう。以下は、家づくりに最低限必要な項目です。

 

  1. 立地(土地)
  2. 間取り
  3. 性能
  4. 設備

 

これらについて希望や優先順位を考えると、理想が叶うマイホーム像が見えてきます。多くの施工事例をチェックし、イメージを膨らませてみてください。

 

 

まとめ

一戸建てのメリットはプライバシーを確保しやすい点や、資産価値のある仕様で建てやすい点です。マンションなら必須の管理費や修繕積立金がいらず、建てる人の希望を反映した家にできる点も見逃せません。

 

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