COLUMN家づくりコラム

間取りで後悔しがちなポイント11選・失敗しない家づくりの方法を解説

イエタッタ編集部
2023.04.27

 

新築一戸建てや注文住宅の購入後、家の間取りに後悔している人は数多くいます。住まいは大きな買い物なので、後悔や不便はなるべく避けたいものです。

この記事では、住まいの間取りで後悔しがちな11のポイントを解説します。間取り選びで後悔しないための方法についても解説するので、住宅購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

 

- INDEX - 

  1. 注文住宅の間取りに後悔している人は6%
  2. 間取りに後悔する人が多い理由
  3. 間取りで後悔しがちな11のポイント
  4. 間取り選びで後悔しない方法
  5. 間取りを決める際の注意点
  6. まとめ

 

注文住宅の間取りに後悔している人は56.6%

注文住宅に居住中の男女297人を対象とした調査によると、「自宅の間取りに後悔している」と答えた人は56.6%にのぼりました。実に過半数の人が、注文住宅の間取りに後悔していることになります。

なお、後悔している部分について最も多かったものが「窓の位置」です。次いで、バルコニーやウォークインクローゼット、広すぎるリビングや吹き抜けなど、暮らしを豊かにするための工夫がかえって後悔を呼んでいるケースもあるようです。

 

※出典:YouTube不動産 調べ

 

間取りに後悔する人が多い理由

では、なぜこれほどまでに自宅の間取りに後悔する人が多いのでしょうか?

 

入居後にはじめてわかる点も多いため

住まいは、実際に居住してみないとわからない部分が多いものです。時間をかけてこだわり抜いた家の間取りも、実際に住んでみると意外な不便さに気づくことがあるでしょう。とくに、注文住宅は一から家づくりをスタートするため、施主の注文を受けてから建設作業がはじまります。購入前に家の実物を確認できない分、居住後のギャップが生まれやすいのです。

 

選択肢が多すぎるため

世の中には、さまざまな間取りの家があり、部屋の広さや形、位置関係はもちろん、窓の位置や収納の有無などを考えていくと、間取りの組み合わせは膨大な数となります。なかでも注文住宅は自由度が高く、間取りのデザインはほぼ自由自在です。しかし、選択肢があまりに多すぎると、かえって自分たちにとっての最適解がわからなくなることもあります。

 

間取りで後悔しがちな11のポイント

自宅の間取りで後悔しがちなポイントは、主に以下の11点です。

 

後悔1.玄関

玄関は「家の顔」とされることも多く、住まいの印象を大きく左右します。しかし、リビングやキッチンと比較すると、玄関の間取りにはそれほどこだわりがない人が多く、購入後に「もっと考えればよかった」と後悔する人が後を絶ちません。

 

また、玄関は靴を脱ぐ場所でもあるため、収納スペースが足らずに困ってしまう人が多くいます。家族全員の靴を収納するためにはどの程度の容量の靴箱が必要なのか、事前に把握しておくことが大切です。また、家族の人数や靴のコレクションが多い場合は、シューズクロークを設置するという方法もあります。

 

後悔2.収納スペース

収納スペースが不足していると、途端に家が散らかりやすくなってしまいます。

 

「子どものおもちゃを収納するスペースが足りない」「日用品のストックをしまっておける場所がない」など、収納スペースの不足を防ぐためには、手持ちの荷物をあらかじめ把握しておくことが大切です。また、どうしても収納が足りない場合はデッドスペースを有効活用するなど、スペースを無駄なく使う工夫をしましょう。

後悔3.動線

「キッチンの作業スペースと収納スペースが遠い」「ベッドの上に乗らないと寝室の窓を開けられない」など、部屋の動線が悪いと、使い勝手も悪くなってしまいます。

 

暮らしに合わせた動線を確保するためには、「配置」と「スペース」を考慮することが重要です。朝起きてから家を出るまで、お風呂から寝室に行くまでなど、家族の生活動線を具体的に思い描き、それぞれに合わせた間取りを考えるようにしましょう。

後悔4.窓の位置

光や風を取り入れる窓は、暮らしを快適にするために欠かせない要素です。

 

しかし、窓の配置によっては、通行人や隣家からの視線が気になり、自宅でリラックスできなくなってしまうことがあります。窓の位置や大きさを決める際は、家の中からの印象や日当たりだけでなく、外部からの視線も意識しましょう。また、カーテンや植栽、衝立など、間取り以外の部分で対策を立てるという方法もあります。

後悔5.キッチン

食事の準備は毎日のことだからこそ、ストレスなく使えるかどうかが重要です。

 

キッチンの間取りで後悔するポイントとしては、「リビングに調理中のにおいが広がってしまう」「調理スペースが狭くて使いづらい」といった点があげられます。においが気になる場合はクローズタイプのキッチンにしたり、調理スペースが不足している場合は、キッチンカウンターや作業台を設置したりするとよいでしょう。

 

後悔6.リビング

家族みんなが過ごすリビングは、家のなかでもとくに快適さを追求したい場所です。リビングは入居前に広く見えても、実際に家具を配置してみると思ったよりも狭く、使い勝手が悪く感じることがあります。家具の配置を具体的に想像しながら、家族の人数に合わせて十分な広さを確保することが大切です。

 

また、広さ以外では、コンセントの位置に後悔する人が少なくありません。テレビゲームやスマートフォンの充電など、リビングですることに合わせて、十分な数のコンセントを設置しましょう。

後悔7.トイレ

トイレは家のなかでも、とくにプライベートな場所です。家族はもちろん、お客さんも快適に使えるような場所にすることを心がけましょう。

 

とくに注意したい点が、トイレの数です。家族の人数に対してトイレが足りていないと、取り合いが発生してしまうことがあります。家族の人数が多い場合は、2階にもトイレを設置するなどして対策しましょう。

また、トイレの換気扇の位置が悪く、掃除がしづらいことに後悔する人もいます。気が付いたときにさっと掃除ができるよう、換気扇は手が届く位置に配置することがおすすめです。

後悔8.お風呂

お風呂は1日の疲れや汚れを落とす場所なので、できるだけストレスなく使用したいものです。お風呂に関しては、「湿気のこもりやすさ」に後悔する人が多くいます。浴室の場所によっては換気扇をフル稼働しても対策しきれない場合があるので、日当たりのよい方角に浴室をつくることがおすすめです。

 

また、掃除に関して不便を感じている人も少なくないため、壁や床に掃除がしやすい素材を使用するなどして対策するとよいでしょう。

後悔9.寝室

寝るだけの場所だからといって、寝室の間取りを適当に決めてしまうことは後悔のもとです。寝室で後悔しがちなポイントは、照明の明るさやベッドとの位置関係です。照明は睡眠の質にも影響するため、リラックスして過ごせるよう明るさや位置を調整しましょう。

 

また、ベッドが大きすぎて移動スペースが足らなくなるケースも少なくありません。入室してからベッドに行くまでの動線を考慮しながら、ベッドの大きさに合わせたスペースを確保しましょう。

後悔10.バルコニー

バルコニーが狭いと洗濯物や布団を干しづらいだけでなく、掃除も行き届きにくくなってしまいます。家事を滞りなく行えるよう、動線や洗濯物の量を意識したスペースを確保することが大切です。また、バルコニーで昼寝やお茶を楽しみたい場合は、ハンモックやテーブルを置けるスペースを確保するとよいでしょう。

 

後悔11.ウォークインクローゼット

「おしゃれな家に憧れてウォークインクローゼットを設置したものの、実際にはあまり使わなかった」というケースは多いものです。

 

まずは、手持ちの服の量を把握しましょう。一般的な容量の収納で足りる場合は、キッチンや洗面所など、そのほかの収納にスペースを回すこともおすすめです。

 

間取り選びで後悔しない方法

住まいの間取りに後悔しないためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

実際の生活をイメージする

間取りを選ぶ際は、実際の生活や家事動線をできるだけリアルに想像しましょう。入居後の暮らしを具体的に思い描くことで、より実際の生活に即した間取りを選べます。また、ライフステージの変化にも対応できるよう、家族が増えたときやリタイア後など将来の暮らしを思い描くことも大切です。

家族みなの希望を取り入れる

担当する家事や家での過ごし方によって、「理想の間取り」は異なるものです。家づくりを本格始動する前に、まずは家族会議を開くことをおすすめします。家族全員の要望を取り入れながら、みなが快適に過ごせる間取りを目指しましょう。

 

おおまかなゾーニングを決める

ゾーニングとは、どの位置にどの機能の部屋を配置するのか、部屋同士の位置関係を区分して定めることです。たとえば、お風呂・トイレ・洗面所など、水回りを同じゾーンにまとめると使いやすい間取りになります。

 

間取りを決める際の注意点

間取りを決める際は、以下の点に注意するとよいでしょう。

 

予算を考慮する

家づくりにかかるトータルの費用を考慮し、予算オーバーにならないよう注意しましょう。

家事動線と生活動線を意識する

家事や生活の動線を具体的に思い描きながら、使い勝手のよい間取りを選びましょう。

ある程度の可変性を保つ

後からリフォームがしやすいように可変性を残しておくと、ライフステージの変化に対応しやすくなります。

土地は慎重に選ぶ

土地の形状や立地は後から変更できないので、慎重に選びましょう。

 

まとめ

住まいを購入した後、自宅の間取りに後悔している人は多いものです。間取りに関する後悔を防ぐためには、入居後の生活を具体的に思い描くことが大切になります。後悔しやすいポイントに注意しながら、家族全員が快適に暮らせる間取りを目指しましょう。

 

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