COLUMN家づくりコラム

家を建てる人の平均年齢は?家を建てるおすすめのタイミングがわかる

イエタッタ編集部
2023.09.07

 

将来的に家を建てようと考えている人のなかには、いつのタイミングにすべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。この記事では、家を建てる平均年齢や家を建てる年齢ごとのメリットを解説します。家を建てる際におすすめのタイミングも解説するため、タイミングを検討する際の参考にしてください。

 

- INDEX -

  1. 家を建てる年齢はいつがベスト?
  2. 30代で家を建てる人が多い理由とは
  3. 家を建てる年齢ごとのメリットとは
  4. 家を建てる際におすすめのタイミングはいつか
  5. 住宅ローンを選ぶ際のポイント
  6. 余裕をもって住宅ローンを返済するポイント
  7. まとめ

家を建てる年齢はいつがベスト?

家を建てるタイミングを検討する際は、家を建てる人の平均年齢が参考になります。家を建てる人の平均年齢は、以下の通りです。

 

家を建てる人の平均年齢

住宅金融支援機構の調査によれば、住宅ローンサービス「フラット35」利用者の年齢別内訳は、以下の通りです。

年齢 注文住宅 新築分譲住宅
30歳未満 7.8% 13.1%
30歳代 29.5% 36.4%
40歳代 25.5% 27.8%
50歳代 17.8% 13.9%
60歳以上 19.4% 8.8%

調査結果では、家を建てる人の平均年齢は42.8歳で、注文住宅と新築分譲住宅を建てる人のなかで最も多い年齢は、30代です。

※参考:2022年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

 

30代で家を建てる人が多い理由とは

30代で家を建てる人が多い理由は、主に3つあると考えられます。それぞれの理由について、以下で解説します。

 

年収が増えたため

30代で家を建てる人が多い理由の1つは、年収の増加です。年収の増加に伴って、住宅ローンが利用しやすくなり、借入額も増やせます。家を建てる、もしくは購入する際に必要な金額が借りやすくなるため、家を建てる人が増えると考えられます。

 

ライフステージが変化したため

ライフステージの変化も、30代で家を建てる人が多い理由の1つです。結婚や出産などのタイミングで家を建てる人は多くいます。子育てや子どもの進学、親の介護など、将来の計画を理由に家を建てる人も多いと考えられます。

 

家賃を払い続けたくないため

賃貸住宅に住んで大家に家賃を払っても、自分の財産にはなりません。30代で家を建てる人が多いのは、家賃の支払いを無駄に感じて、払い続けたくない理由が挙げられます。パートナーとの同居や、結婚のタイミングで家を建てる人は少なくありません。

 

家を建てる年齢ごとのメリットとは

家を建てるタイミングを検討する際は、家を建てる年齢ごとのメリットを参考にしましょう。以下で詳しく解説します。

 

20代

20代で家を建てるメリットは、住宅ローンを定年退職前に完済できる点です。定年退職前に住宅ローンを完済できれば、老後の生活資金に余裕が生まれます。また、共働きをしている夫婦が20代で家を建てれば、夫婦の年収を合わせて、より多くの住宅ローンを借りられる可能性があります。住宅ローンの借入額が増えれば、希望の家を建てやすくなるでしょう。

 

30代・40代

30代から40代で家を建てるメリットは、住宅ローンの審査に通りやすい点です。20代と比べて、30代と40代は収入が安定する傾向にあり、住宅ローンの審査に通りやすい年齢も、35歳ほどといわれます。また、結婚や出産などのライフイベントが多い20代よりも、生活が安定してくるため、家を建てたり購入したりしやすくなります。

 

50代

50代は、子どもが独り立ちして実家を出ている場合が多い年齢です。ほかの年代と比較してライフスタイルが安定しているため、家を建てる際に自分の希望を優先した設計にできます。例えば、老後を考えバリアフリーの家にしたり、夫婦で住むために最低限必要な家の広さにしたりでき、自分たちを中心に自由な設計が可能です。

 

家を建てる際におすすめのタイミングはいつか

家を建てる際は、ライフイベントをタイミングとする方法がおすすめです。以下で、家を建てるおすすめのタイミングを解説します。

 

結婚

結婚は、家を建てるおすすめのタイミングの1つです。パートナーとの結婚を機に家を建てたり、購入したりする人は多くいます。結婚する年齢によって異なりますが、比較的に若い年代で家を建てられるため、定年前に住宅ローンを完済でき、老後の生活資金を確保しやすくなります。結婚は、将来の人生計画をもとに希望の家を建てられる、理想的なタイミングです。

 

出産

出産した後に家を建てたり、購入したりする人も多くいます。育児が始まる際に家を建てれば、子どもが学ぶ環境を考慮して家の場所を決められます。実際に子どもと過ごす様子をイメージして家を設計できる点も、出産のタイミングをおすすめする理由の1つです。子どもの成長や将来のライフイベントに合った家を設計できるでしょう。

 

子どもの入学

子どもが学校に入学するタイミングも、家を建てるおすすめのタイミングの1つです。子どもが実際に通う学校が決まった段階で家を建てれば、通学の負担が減ります。学校と家との距離が遠く、通学が長くなるのを避けるために、入学する学校近辺に家を建てる人は、多くいます。学校に家が近ければ、緊急の際にすばやく学校に行けて安心です。

 

子どもの1人暮らし

子どもが1人暮らしをするタイミングで家を建てたい人も多くいます。夫婦で暮らすために必要な最低限の広さで、家を建てたい人におすすめのタイミングです。子どもが1人暮らしをするタイミングで家を建てれば、子どもが使っていた部屋を持て余す心配がありません。住宅ローンの支払い期間は短くなるため、月々の返済額が大きくなる点には注意が必要です。

 

定年退職

第2の人生として、定年退職をしたタイミングで家を建てたり購入したりする人も多くいます。夫婦で住むために必要な最低限の広さがある家にする場合もあれば、終活を考慮して家を建てる場合もあります。家を建てるほかのタイミングに比べて遅い時期にはなりますが、ある程度まとまった額の貯蓄や退職金があれば実行可能です。

 

住宅ローンを選ぶ際のポイント

住宅ローンを選ぶ際のポイントは「金利の高さ」と「ライフイベントを考慮した返済計画」です。以下で詳しく解説します。

 

金利

金利は、住宅ローンを選ぶ際の重要なポイントです。低金利で住宅ローンを組めれば、大きな節約になります。金利が0.1%でも違えば、支払う金額が大きく異なるため、すこしでも金利の低い住宅ローンを選べば、金銭的な負担を軽くすることが可能です。

住宅ローンの金利タイプには、金利が固定のものと変動するものがあります。将来的な金利上昇のリスクも考慮して、住宅ローンを選びましょう。

 

ライフイベント

住宅ローンを選ぶ際は、結婚や出産などのライフイベントのなかで優先順位をつけて、余裕のある返済ができるように計画しましょう。優先すべきライフイベントを整理して、それぞれに必要な金額と時期を把握してから、月々の返済額を検討します。住宅ローンを組む前に、住宅ローンの仕組みや返済プランを調べて、自分にあった返済プランを確認しておきましょう。

 

余裕をもって住宅ローンを返済するポイント

余裕をもって住宅ローンを返済するためのポイントは、3つあります。それぞれのポイントは、以下の通りです。

 

余裕のある返済額に設定する

余裕をもって住宅ローンを返済するためのポイントの1つは、住宅ローンの返済額です。住宅ローンの返済額は、金額が大きいほど家計の負担が大きくなります。住宅ローンの返済だけではなく、将来のための貯金も必要です。

住宅ローンを早く完済したい一心で、支払える限界に近い金額へ設定する場合は多くありますが、住宅ローンの返済額は、必ず余裕をもって支払える金額にしましょう。

 

減税制度を受ける

住宅ローンを組んで家を建てる人は、要件を満たせば住宅ローンの減税制度を利用できます。「住宅ローン減税」は、住宅ローンにおける税金の負担を減らし、家を確保しやすくするための減税制度です。節税により、住宅ローンの総支払額を減らせます。

家を建てる際は、補助金を含めた住宅ローン減税以外に利用できる制度も調べて、余裕をもって住宅ローンを返済しましょう。

 

頭金を多く払う

頭金の金額は、金利の高さに影響する要素です。頭金の金額が多ければ、金融機関によっては低い金利で住宅ローンを組めます。すこしでも低い金利になれば、総支払額が減って、月々の返済額を減らすことが可能です。

仮に頭金の多さで金利が下がらなかったとしても、頭金は多く払っておくことをおすすめします。頭金が少ない場合、借入額が大きくなり、総支払額が大きくなってしまうためです。

 

まとめ

住宅金融支援機構が、住宅ローンサービス「フラット35」の利用者の情報をもとに調査した結果によれば、家を建てる人の平均年齢は42.8歳で、注文住宅と新築分譲住宅を建てる人のなかで最も多い年齢は、30代です。家を建てる際は、結婚や出産、子どもの入学などのライフイベントをタイミングとする方法がおすすめです。

イエタッタ埼玉は、埼玉県に特化した住宅情報が充実している注文住宅情報サイトです。見学先がマップと連携するので、間違いにくい予約システムを誇っています。家を建てようと考えている人は、ぜひご検討ください。

 

>>埼玉県内のハウスメーカー・工務店を探してみる