COLUMN家づくりコラム

収納上手になれる間取りのアイデア~これでいつでもお部屋はスッキリ~前編

イエタッタ編集部
2022.12.22

洋服や荷物、日用品が増えても、いつでもスッキリした片付いたお部屋で、毎日暮らしたい。

そのために必要なのは、大容量の収納スペース?いいえ、違います。必要なのは、ちょっとした収納の知識と収納上手になる間取りです。

スペースがたっぷりあっても、なんかうまく使えない。そうならないために、収納上手になれる間取りについて、前後編でお話しします。

 

-INDEX-

    1. 整理のコツ|収納上手になるためにするべきこと
    2. 整理のアイデア|収納上手になれる間取りアイデア

 

整理のコツ|収納上手になるためにするべきこと

収納上手になるために、ちょっとした収納の知識が必要です。スッキリしたお部屋の第一歩として、確認しておきましょう。

 

 

 

コツ1|持っている物の量を把握

今のお住まいにどれだけの物があるか、把握したことはありますか?

しかし、これは収納計画をする上でとても大切なことです。全ての物を出して確認する必要はありません。

「ここの収納スペースにはこんなものが入っている」「散らかりっぱなしのものは何か。」をノートにまとめてみます。それだけなら、ちょっとした隙間時間にできるでしょう。ノートに書いて、どんなモノを収納するのか、おおよその量を把握しましょう。

 

コツ2|簡単にしまえる習慣づくり

うまく収納ができない。いつも散らかったまま。その理由は、簡単にしまえる仕組みができていないからです。簡単にしまえないから、つい出しっぱなしになってしまうのです。

例えば、引き出しの中にタオルがパンパンに入っていると、洗濯したタオルは入りません。いつも出しっぱなしのものは、収納場所が決まっていないので誰が使っても出しっぱなしになってしまいます。

このように「誰でも簡単にしまえる」を考えないと、「つい出しっぱなし」という結果になってしまいます。収納スペースには余裕を持つこと。そして誰でもしまう場所がわかるように、ラベリングする。これが、簡単にしまえる習慣づくりです。

 

コツ3|物が増えるのを防ぐコツ

引っ越してきたばかりの頃はスッキリしていたのに、気づいたら物がたくさん。子どものいるご家庭では特に共感できるのではないでしょうか。成長とともに必要なものがどんどん変わっていきます。子どもだけでなく、時代や年齢によって洋服の好みが変わり、新しい洋服が増えるのは自然なことです。しかし空間には限りがあります。収納スペースが埋まってきたなと思ったら、洋服の手放しどきです。

今はフリマサイトやリサイクルショップで不用品処分のハードルが下がってきました。物との付き合い方を考え直して、手放すクセをつけることも大切です。

 

整理のアイデア|収納上手になれる間取りアイデア

間取りを考える際、お部屋のスペースと並行して、収納スペースも一緒に考えていきましょう。収納上手になれる間取りのアイデアをご紹介します。

 

 

 

アイデア1|土間収納

土間収納は、玄関の土間とつながった場所にある収納スペースのことです。靴のまま出入りできるのがメリットです。しまう物は、靴、ゴルフバッグなどのスポーツ用品、アウトドア用品、アウターなどがあげられます。

土間収納部分に扉をつける、つけないはライフスタイルに合わせて考えてください。出し入れが頻繁な場合は扉がないと便利ですし、コストカットにもなります。土間収納はリフォームではなかなか実現できないこともあり、設けるなら新築のタイミングを逃さないようにしましょう。

 

アイデア2|キッチンパントリー

キッチンの収納物は、食器や調理道具以外にも食料品のストックがあります。お水やお酒を保管する場所が必要です。収納スペースに食料品がストックできる余裕があると防災面でも安心なので、パントリーは重宝します。

ウォークインタイプのパントリーが設けることできる場合は、ゴミ箱を置くスペースも考えて設計するとその後の生活が便利です。

 

アイデア3|洗面室の多目的収納

洗面室の収納スペースを上手に設計すると、家事がスムーズなります。洗面室は洗面、脱衣以外にも、掃除、洗濯をする目的があります。家事をする方にとって、よく出入りする場所になりますので、家事に必要なアイテムは洗面室に収納しましょう。家事に必要なアイテムは、掃除機、掃除用具、洗剤ストックなどがあります。さらに洗濯物を一時的に干す場所、下着やタオルを収納する場所もあると、洗濯がスムーズです。少ない歩数で家事ができる工夫を洗面室に詰め込みましょう。

 

アイデア4|ファミリークローゼット

ウォークインクローゼットは寝室に作るものだと思っていませんか?それも便利なのですが、ファミリークローゼットとして小さい部屋を作るともっと便利です。そこに家族全員分の洋服を収納します。

 

【家族全員分の洋服収納を1箇所にまとめると】

・家族分の洗濯した洋服、買い物した洋服をしまいやすい。

・家族の洋服管理が簡単になる。

・衣替えが不要。

・家族みんなの目に触れるので、しまいっぱなしの不要品が少なくなる。

・姿見ミラーの設置が1箇所で済む。

・子供にお片付けの教育がしやすい。

 

など、メリットが数え切れないほどたくさんあります。

 

アイデア5|リビング収納

一番スッキリさせたいのに、一番物が散乱して困る場所はリビングではないでしょうか。さっと出せて、さっとしまえる仕組みを作っていきましょう。

 

【リビングに散乱している物の代表】

・読みかけの本や雑誌

・子供の細かいおもちゃ

・子供の勉強道具

・文房具

・仕事の書類や郵便物

 

などがあげられます。共通するのは、どれも細かい物ばかり。

それらの細かい物を簡単に出し入れに適しているのは、奥行きが狭い棚収納か、引き出し収納です。家族全員がきちんとしまう習慣を作ることが、スッキリ片付いた部屋への近道になります。

 

後編では、失敗しない収納上手になれる間取りについて、解説します。

 

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