計画のきっかけは緑に囲まれ、ゆっくりと時を過ごせるセカンドハウスを奥様にと旦那様の素敵な計らいからでした。個性的な別荘にと、あえて難しい傾斜地をえらばれたのも旦那様の強いこだわりからでした。テーマは傾斜地に工夫を凝らして車庫スペ－スと自然に溶け込んだくつろぎスペ－スを設けることを最優先にし高さ面で厳しい建築協定をクリアさせながらプランニングしていきました。外観から木調の外壁材やウッドデッキなどで自然と一体感を目指し、中においては木の素材感にこだわり、広い開口部と吹抜け空間で、より自然の中に溶け込むような空間を提案させて頂きました。太い桧柱と薪スト－ブがとても印象的で、都会の喧騒を忘れ、本当にゆったりとした時間が過ごせると満足した感想を頂き、困難を乗り越え、大きな達成感を得られた作品となりました。