ご夫婦ともに、友人を招いた食事会でゆっくりと過ごせるLDKがある家をご希望でした。
隣家が建ち並ぶ敷地条件のなか、どのようにすれば心地良いLDKを創れるか熟考した結果、陽当たりと南北の抜けを最大限に活かした2階LDKをご提案。

南側にはリビングとバルコニーをつなげる“涼台（すずみだい）”を設けました。
涼台は、友人たちが居心地の良い場所を自分で選べるようにしたいというご夫婦の想いから生まれたもの。

外観のシックなイメージからは想像できないあたたかな家となり、訪れる人に喜びをもたらします。

住まいの顔となる玄関は、吹抜けを介してLDKまでつながる一体的な空間としました。
シースルー階段が訪れる人にインパクトを与えるとともに、奥行きや自然の抜け感も演出しています。

「外観からは全貌が分からない、窓がないワクワクするような家にしたい」というご希望を叶えるため、2階リビングをご提案。
１階は高窓を採用することで、極力窓を減らした外観が実現しました。

リビングの北側には４枚の窓を設えることで、採光と通風を確保。
窓を開けると南側へと風が通り抜ける心地よい空間が生まれました。